感染症(新型インフルエンザ等)関連情報

海外渡航者のための新型インフルエンザに関するQ&A

  • 平成21年5月25日
  • 平成21年7月1日改訂
  • 平成21年11月10日改訂
  • 平成22年1月29日改訂
  • 平成23年4月1日改訂
新型インフルエンザ編
Q1.
新型インフルエンザとは何ですか?
Q2.
新型インフルエンザの「フェーズ」って何ですか?
Q3.
新型インフルエンザのフェーズに応じて、外務省はどのような危険情報を出しますか?

新型インフルエンザ編

Q1.新型インフルエンザとは何ですか?
A.
新型インフルエンザとは、新たにヒトからヒトへ感染する能力を有することとなったウイルスを病原体とするインフルエンザであって、一般に人類が免疫を獲得していないことから、大規模かつ急速なまん延により人類の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいいます。
平成21年4月に確認されたインフルエンザ(H1N1)2009は、従来新型インフルエンザとして位置付けられていましたが、その後、平成23年3月31日に、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第44条の2、第3項に基づき、通常の季節性インフルエンザとして扱うこととなりました。
Q2.新型インフルエンザの「フェーズ」って何ですか?
A.
WHOは、新型インフルエンザの発生段階を6フェーズに分け、各フェーズ毎の公衆衛生学的目標を定めています。
なお、このフェーズは、世界的な視点のものであり、個別の国に対してのものではありません。
参考:WHOの分類によるインフルエンザ流行のフェーズ
フェーズ1:
ヒトへ感染する可能性を持つ型のウイルスの発生がない。
フェーズ2:
ヒトへ感染しパンデミックを引き起こす可能性を持つ亜型のウイルスが検出されている。
フェーズ3:
新しい亜型のインフルエンザウイルスによる散発的又は限られた集団に感染しているが、コミュニティレベルでの継続的なヒト-ヒト感染は発生していない。
フェーズ4:
コミュニティレベルでの発生を継続させる力がある新しい亜型のインフルエンザウイルスが、ヒト-ヒト感染していることが確認されている。
フェーズ5:
フェーズ4と同じウイルスがWHO地域区分の一つの地域に属する2カ国以上でコミュニティレベルの流行を持続させている。
フェーズ6:
フェーズ5の条件に加え、WHO地域区分の複数の地域でコミュニティレベルでの感染が認められている。
※WHO地域区分:
米州、欧州、西太平洋(東アジア・ASEANの一部、大洋州)、東アジア(ASEANの一部+南アジア)、東地中海(中東)、アフリカ
Q3.新型インフルエンザのフェーズに応じて、外務省はどのような感染症危険情報を出しますか?
A.
渡航者に対する感染症危険情報については、渡航先国・地域の感染拡大状況、当該国政府による感染拡大防止対策及び同国の医療体制等を総合的に勘案しつつ、渡航の危険性に応じた感染症危険情報の発出を検討することにしています。

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