韓国警察白書(2007年版)(抜粋)

[2006年主要犯罪内訳]
  窃盗   192,670件 (前年比  2.1%増)
  詐欺   202,240件 (前年比  3.7%増)
  横領    24,389件 (前年比  3.1%増)
  背任    4,813件 (前年比  0.3%減)
  殺人    1,073件 (前年比  1.1%増)
  強盗    4,838件 (前年比  6.4%減)
  強姦    8,755件 (前年比 19.7%増)
  暴力犯  281,969件 (前年比  1.2%減)

[2006年発生犯罪の特徴(要約)]
  1. 景気低迷による経済犯の増加
     企業の競争力強化のための組織改編や、クレジットカード濫用による個人の債務増加等国内外の経済状況が犯罪現状にも反映され、経済的利益を目的とする詐欺、窃盗、横領等の経済犯罪が増加した。


  2. コンピュータ治安環境の変化
     インターネット利用人口の増加に伴い、ハッキング、ウィルス流布、インターネットを通じた請負殺人、贓物や麻薬の取引など各種犯罪が急増し、深刻な社会問題となっている。コンピュータ犯罪は82,186件発生した。類型別にみると、インターネット詐欺が33,041件で最も多く、その次にハッキング20,119件、サイバー暴力10,720件の順である。


  3. 殺人、強盗等暴力犯罪検挙率の増加趨勢
     暴力犯罪の発生は、強姦が高い増加率をみせた反面、強盗は大幅に減少した。殺人、窃盗、暴力は、前年の水準を維持している。また、検挙率は前年比で、暴力は1.3%減少したものの、殺人は3.0%、強盗は1.2%、強姦は23.2%、窃盗は2.1%それぞれ増加している。


  4. 麻薬犯罪の分析
     1990年代以降、国内で取引される不法麻薬類は、覚醒剤が大部分である。麻薬密売・供給線の追跡に捜査力を集中した結果、供給事犯の検挙は前年比17.0%増加した。


  5. 少年犯罪の増加
     女性及び少年犯罪者総数は419,470名で、犯罪者総数の20.7%を占めた。少年犯罪者は90,628名で、前年比8.6%増加した。


  6. 再犯者の矯正・治療に対する社会的関心の必要性
     2006年に検挙された犯罪者の51.5%は再犯者であり、同じ犯罪を繰り返した者は18.4%であった。これに対する社会的な共感形成及び再犯矯正プログラム構築等の対策が切実に求められている。