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コスタリカ
テロ・誘拐情勢

更新日 2023年04月11日

1 概況
(1)コスタリカにおいては、テロ組織の活動及びテロ事件の発生は確認されていません。
(2)近年、麻薬の密輸に携わる犯罪組織の活動や、他国の犯罪組織の流入が懸念されています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
 「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
(1)近年、コスタリカでは毎年5件~15件程度の誘拐事件が発生していますが、警察当局においても実態を把握できておらず、実際はこれよりも多くの事件が発生しているとみられています。中でも、身代金目的の事件が多く、その他、短時間誘拐(被害者を短時間拘束し、手持ちの現金や携帯電話を強奪し、ATM等で現金を引き出させた上で解放する)も発生しています。
(2)身代金目的の誘拐では、コスタリカ人の富裕層が狙われやすい傾向にありますが、過去には日本人を対象とした誘拐未遂事件も発生しており、国籍を問わず富裕層は狙われる可能性があるため注意が必要です。誘拐事件の被害に遭わないためにも、普段から目立つ行動や服装の着用を控え、高価な物は身に付けない、人前で安易に現金やクレジットカード等を取り出さない、日常生活のパターン化を避け行動を予知されにくくする等、警戒を怠らないよう注意する必要があります。

4 日本人・日本権益に対する脅威
 テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
 近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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