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テロ・誘拐情勢

2016年12月31日

1.概況
(1)キューバでは特筆すべきテロ組織は確認されていません。2003年にマイアミへ亡命しようとしたキューバ人によるハイジャックやシージャックが発生して以降,現在までテロ事件の発生は確認されていません。2014年4月には,キューバ国内でテロを実行することを計画したとして,マイアミに居住するキューバ系市民4名が逮捕されましたが,本件については,詳細は明らかにされていません。
(2)キューバ国内には,現政権に反対する複数の反体制組織が存在しているほか,キューバ国外にも,亡命キューバ人で構成される反キューバ政府団体が存在しています。しかしながら,キューバ当局の厳しい取締りにより,国内の反体制活動家は体制を脅かすほどの勢力を有していません。
(3)2016年11月25日,フィデル・カストロ前国家評議会議長が死去しましたが,上述のとおり反体制活動家の勢力が限定的であり,また当局の厳しい取締りは継続しているため,現時点でテロ情勢に変化はありません。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
  1.概況のとおり

3.誘拐事件の発生状況
 キューバにおいては,犯罪発生件数が公表されていないことから,誘拐事件の実態を把握することは困難ですが,近年,誘拐事件が発生したとの情報は確認されていません。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが,一般には,特定の主義主張に基づき,国家等にその受け入れを強要し,又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は,このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず,外務省が,報道等の情報等に基づき,海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり,本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。