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ジブチ
テロ・誘拐情勢

更新日 2023年01月24日

1 概況
(1)2014年5月、ジブチ市内のレストランにおいて、ソマリアのイスラム過激派組織である「アル・シャバーブ(AS)」による自爆テロ事件が発生し、1人が死亡、約20人が負傷しました。ASは犯行声明の中で、ソマリアに展開している「アフリカ連合平和維持部隊(ATMIS)」に派兵しているジブチを標的にしたとしています。
上記の自爆テロ事件以降、政府はジブチ市内を中心とし、主要幹線道路における夜間の検問や欧米人の多く集まるホテルやスーパーでの車両検査等を行うなど、対テロ治安対策を強化してきていますが、今後もASによるテロの可能性に十分な注意が必要です。また、ソマリアの治安情勢は回復しておらず、ソマリア、イエメン、エチオピア等隣国からの移民の流入も続いており、国内治安状況には引続き注意が必要です。
(2)ジブチ北部のタジュラ州において2022年10月、反政府組織の武装「統一と民主主義回復のための戦線(FRUD)」によるジブチ軍への襲撃により死傷者及び行方不明者が発生しました。ジブチ政府は武装FRUDをテロ組織に指定しており、武装FRUDの主な活動拠点はジブチ北部とされています。

2 各組織の活動状況または各地域の治安情勢
  「1 概況」のとおり。

3 誘拐事件の発生状況
  近年、外国人を標的とした誘拐事件の発生は確認されていません。

4 日本人・日本権益に対する脅威
テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のソフトターゲットを標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
  テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。


テロについて

「テロ」について国際的に確立された定義は存在しませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要する又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等を指すとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が報道等の情報に基づいて、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考として編集したものであり、本情報の内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。
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