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ギニアビサウ
安全対策基礎データ

更新日 2023年08月25日

1 一般政治・社会事情
 ギニアビサウでは、2012年以降、政治的混乱が続いています。2019年の大統領選挙において投票結果を巡る混乱が発生し、最終的には2020年にエンバロ大統領が選出されましたが、2023年6月に行われた国民議会選挙では与野党が逆転したため、これにより当面大統領と議会が対立する構図となると見込まれます。また、2022年2月には「クーデター未遂」とされる政府庁舎襲撃事件が発生するなど、依然政情は不安定です。

2 治安情勢
 政府機能の低下から、麻薬密輸の経由地ともなっており、また、1998~99年の内戦時に流出した銃器や不法取引によって国外から流入してきた銃器が出回っているほか、セネガル・カザマンス地方と国境を接するカシュウ地方には、カザマンス民主勢力運動(MFDC)の一派の後方拠点があると言われ、近年でも散発的な襲撃や地雷による被害も発生しています。また、2021年セネガル政府軍によるMFDCに対する掃討作戦が行われ、MFDCの一部勢力がギニアビサウ側に撤退した可能性もあります。
 特に銃器を使用した強盗などに遭遇した場合は、身の安全を最優先し、絶対に抵抗しないでください。

3 テロ・誘拐
 ギニアビサウにおけるテロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_140.html )をご確認ください。 

(手続きや規則に関する最新情報は、ギニアビサウ大使館(電話:+86-10-6532-7393(在中国)に問い合わせてください)

1 査証
 入国目的を問わず査証(1か月45,000FCFA(フラン・セーファー))が必要です。入国後の査証の取得は原則できませんので、入国前に取得しておく必要があります。セネガルのギニアビサウ大使館で査証申請を行う場合、滞在期間を満たす残存有効期間のあるパスポート、航空券予約証明書等出入国手段の証明、滞在に必要な費用(現金等)、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を求められることがあります(黄熱の詳細は、下記「風俗、習慣、健康等」をご参照ください)。

2 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては、厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html )をご確認ください。

1 在留届
 ギニアビサウに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく、在セネガル日本国大使館(ギニアビサウを兼轄)に在留届を提出してください。住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をおすすめしますが、郵送によっても行うことができますので、在セネガル日本国大使館宛てに送付してください。

2 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、ギニアビサウで事件や事故、自然災害が発生し、在セネガル日本国大使館(ギニアビサウを兼轄)が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

3 写真撮影
 空港、港湾、軍、警察等、政府関係の全ての施設、建物等の写真撮影は禁止されています。

4 違法薬物
 違法薬物の輸出入、所持、売買、使用は一切禁止されています。

5 銃器
 無許可での銃器の持込み、所持、売買はいずれも禁止されています。

6 交通事情
 ほとんどの道路は舗装されていません(首都ビサウにおいても舗装されているのは空港から市内間などの主要道路のみ)。また、街灯がほとんどないため、事件、事故に遭遇しないよう、夜間の移動は、可能な限り避けることをおすすめします。

1 風俗・宗教
(1)ギニアビサウは多くの部族から成る国家であり、また、宗教についてもキリスト教、イスラム教、アニミズム(精霊崇拝)など様々です。
(2)イスラム教では、金曜日が集団礼拝の日とされており、その機会を利用して、政治的スピーチやデモが行われ、それが大規模化、暴徒化する場合があります。またその際、モスク等宗教施設、デモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので、特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

2 飲用水等
 水道水は飲料に適さないため、市販の安全なミネラルウォーターの使用をおすすめします。また、電気、水道等のインフラは十分でなく、停電や断水が頻繁に発生しています。

3 黄熱
 WHOにより黄熱予防接種が推奨されており、9か月以上の渡航者はギニアビサウへの入国に際し、予防接種証明書の提示を求められることがあります。黄熱病予防接種証明書(イエローカード)は接種後10日目から有効となりますので、早めに受け、渡航時には忘れずに当該証明書を携行してください。なお、2016年7月から、有効期間は、これまでの10年間から生涯有効に延長されています。
○厚生労働省検疫所ホームページ「黄熱について」
 http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html

4 その他感染症
 マラリア、ジカウイルス感染症等、蚊が媒介する感染症が流行することがあります。防蚊剤や蚊帳などを使用する、夜間の外出を控える、やむを得ない場合は肌の露出を控えた服装で、虫除け剤などの忌避剤を使用するなど十分な感染症予防に努めてください。渡航される際は、次の感染症広域情報および厚生労働省検疫所ホームページをご参照ください。
○感染症広域情報
 http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp
○厚生労働省検疫所ホームページ
 http://www.forth.go.jp

5 医療事情・海外旅行保険
 ギニアビサウの医療水準は日本と比べて低く、十分とはいえません。重篤な病気や怪我の場合は国外への搬送が必要となり、高額な医療費や移送費が発生することが想定されますので、緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することを強くおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

◎警察 :117
◎消防 :118
◎救急車:119
◎在セネガル日本国大使館(ギニアビサウを兼轄):TEL(国番号221)33-849-5500(ダカール)

外務省
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311
○領事サービスセンター(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く):(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連):(内線)3047
○領事局政策課(感染症関連):(内線)4919
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
※日本国大使館はギニアビサウに存在せず、近隣の国に所在する在セネガル日本国大使館が兼轄しています。
○在セネガル日本国大使館(ギニアビサウを兼轄)
 住所:Boulevard Martin Luther KING, DAKAR, SENEGAL(B.P.3140)
 電話:(国番号221)33-849-5500
 FAX:(国番号221)33-849-5555
 ホームページ:https://www.sn.emb-japan.go.jp/jointad/gw/ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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