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レソト
安全対策基礎データ

更新日 2021年12月24日

1 レソトでは、高い失業率や深刻な貧困等から、窃盗や家宅侵入等の一般犯罪が多く発生しています。首都マセルでは、特にアジア系の外国人旅行者を狙った強盗事件が発生していますので、単独行動や夜間の外出は極力避けるようにしてください。また、南アフリカ共和国との国境地帯では、車両盗難、武装強盗、麻薬犯罪、投石等が発生していますので注意が必要です。

2 テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_130.html )をご確認ください。

・手続や規則についての最新情報は駐日レソト王国大使館(下記参照)に確認してください。
・新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限措置がとられることがありますので、レソト政府や在レソト日本国大使館ホームページ、外務省ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )などから最新の情報を事前にご確認ください。 

1 査証
 日本とレソトの間には査証(ビザ)免除協定がありますので、観光、商用目的で3か月以内の滞在である場合は、査証は必要ありません。就労や3か月を超える滞在が目的の場合には、駐日レソト王国大使館等で査証を取得してください。同大使館の連絡先は、外務省ホームページの「駐日外国公館リスト」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/link/emblist/index.html )からも確認ができます。

2 出入国審査
(1)入国手続の際に旅券の査証欄及び有効期間をチェックされます。入国時には査証欄の未使用ページが2ページ以上、旅券の有効期間が6か月以上あることが必要です。
(2)入国手続の際に、レソトから出国する航空券、次の訪問国の査証(査証を必要とされる国を訪問する場合)や滞在に必要な十分な資金があることの証明(現金等)の提示を求められることがあります。
(3)南アフリカ共和国から陸路で入国する際は、国境の検問所において必ず双方の国の出入国手続と税関手続を受けてください。国境ゲートを開閉するレソト側係官のあいまいな指示のため、入国印を得ないままレソトに入国してしまった日本人旅行者が、出国の際に入国印がないことを理由に逮捕されたケースが過去に発生しましたので、不明な場合には窓口の係官に必ず確認してください。係官が不在の場合でも、後になって問題になることがありますので入国印を必ず得るように注意してください。
(4)陸路で入国する場合には、普通車1台につき30南アフリカ・ランドの道路税が必要です(税額は車重により異なります。)。なお、入国するルートによっては険しい山道を通らなければならず、四輪駆動等のオフロード車が必要になりますので注意してください。マセル・ブリッジ及びフィックスバーグ・ブリッジは24時間通過できますが、その他の国境ポイントは、午後4時には閉鎖されます。
(5)現在、コロナ禍による規制が実施されており、入国時には72時間以内に発行されたPCR陰性証明を提示する必要があります 。

3 外貨申告
 外貨及び現地貨(「ロチ」、または「マロチ(複数形)」)の持込み、持出しは10,000マロチ(または相当額外貨)までです(これ以上の場合はレソト当局に確認してください)。ただし、レソト、南アフリカ共和国、エスワティニ及びナミビアの国籍所持者、または居住者による通貨の持込み、持出しについては、現地貨・外貨とも無制限との情報もあります(2021年6月現在、1米ドル=約14マロチ、1南アフリカ・ランド=1ロチ)。

4 通関
 タバコ(200本まで)、葉巻タバコ(20本まで)、刻みタバコ(250グラムまで)、ワイン(2リットルまで)、香水(50ミリリットルまで)の品目・数量の範囲内でかつ合計金額が5,000マロチ以下の場合には免税となります。なお、違法ドラッグ、武器、動物・植物(許可を得ている場合はこの限りではありません)、乳製品、肉類、偽造通貨、ギャンブル機器、ポルノ雑誌類等は持ち込みが禁止されています。
 また、医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続については、後述の「風俗、習慣、健康等」の「5 医薬品の持込み、持出し」を参照ください。

1 防犯
 防犯のため、単独での行動や夜間の外出は極力避けてください。特に女性の一人歩きはしないようにしてください。現地在留の日本人でも、白昼に人通りの多い場所で強盗被害に遭うケースが発生しています。また、レストランでの強盗被害もありますので、貴重品や多額の現金を外出時に携行することは避けてください。

2 交通事情
 車が唯一の交通手段であり、朝夕の出勤・帰宅時間には道路が混雑します。首都マセルの道路及び主要幹線道路は徐々に整備されていますが、首都を離れると未舗装の道路が多く、また、動物が道路上に出没することがあります。都市部以外の道路を夜間走行することは極めて危険ですので避けてください。

3 運転時の注意事項
(1)車は日本と同じ右ハンドル、左側通行です。外国人は、国際運転免許証、または外国大使館が発行した英文翻訳証明書を付した外国の運転免許証で運転できます(英語で記載されている外国の運転免許証(米、英、豪等)には翻訳証明書は不要です)。レソトには日本国大使館がありませんので、日本の運転免許証で運転する場合には、在南アフリカ共和国日本国大使館など最寄りの日本国大使館等で英文翻訳証明書(自動車運転免許証抜粋証明)を取得する必要があります。日本の運転免許証(翻訳証明書付)を所持する場合、レソト入国から最長6か月間まで運転を許可されますが、レソト政府は、1か月以上レソト国内に滞在する場合は、運転免許証の切り替えを推奨しています。運転免許証の切り替えは、レソト交通・運輸省にて可能であり、その際には日本の運転免許証(翻訳証明書付)、旅券のコピー及び滞在許可証(もしくは、労働許可証かレソトID)が必要となります。
(2)自動車運転中はドアを必ずロックし、助手席など外から見えるところに貴重品を置かないようにしてください。また、見知らぬヒッチハイカー等は乗せないでください。

4 宿泊先の注意点
 マセルでは、安全面等において日本人の宿泊に適するホテルや施設の数は限られており、また、地方ではほとんど見あたりませんので、宿泊先は慎重に選定・確保することをお勧めします。

5 在留届
 レソトに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく在南アフリカ共和国日本国大使館(レソトを兼轄)に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、郵送によっても行うことができますので、在南アフリカ共和国日本国大使館宛てに送付してください。

6 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )への登録をお願いします。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、レソトで事件や事故、自然災害等が発生し、在南アフリカ共和国日本国大使館(レソトを兼轄)が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受取先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

7 ハーグ条約
 レソトは、国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去りまたは留置した場合は、原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。詳しくは、ハーグ条約についての詳細(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html )をご参照ください。

1 地理的留意事項
 レソトは、国土全体がドラケンスバーグ山脈等の高地に位置し、平地が少ないという厳しい地理的条件や天候不順等で食糧不足となることがあります。また、小さな村落のほとんどでは電気や水道が通っていません。通常、10月から4月にかけての夏季には降雨がありますが、近年は降雨量が少なくなっており水不足になることもあります。また、6月から9月には高地で積雪が見られるため、十分な防寒対策が必要です。マセルなどで高山病になる恐れはありませんが、標高3,000m付近にあるスキーリゾートなどに滞在する際に体調不良を感じたら高山病の可能性があります。宿泊先等に相談して適切な処置を受けてください。

2 宗教等
 レソトにおいて最も広く信仰されている宗教はキリスト教です。都市、地方を問わず、レソト国民は一般的に信仰心が厚い国民です。

3 水
 水道水は飲料水として利用可能ですが、念のため、煮沸したものかミネラル・ウォーターを摂取した方が良いでしょう。

4 新型コロナウイルス
 新型コロナウイルスに関する感染症危険情報が発出されていますので、外務省ホームページなどを通じて動向を注視してください。

5 医療事情
 レソト国内において高度な医療を受けることは期待できません。重症の場合には、南アフリカ共和国など国外への緊急移送が必要となる可能性があります。緊急移送対応を含む十分な補償内容の海外旅行保険に事前に加入されるようお勧めします。
 その他、必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(https://www.forth.go.jp/index.html )を参考にしてください。

6 医薬品の持込み、持出し
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続きについては厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html )をご確認ください。

◎警察:TEL +266-2231-7262(国家警察本部24時間対応番号)
       +266-2232-2099(警察エマージェンシール-ム24時間対応番号)
◎救急:TEL +266-2222-3000(マクワニャネ陸軍病院)
◎消防:TEL +266-2231-7163(消防署(マセル))

※上記電話番号では繋がらない場合には、必要に応じ、以下の在南アフリカ共和国日本国大使館までご連絡ください(日本国大使館はレソトに存在せず、近隣の国に所在する在南アフリカ共和国日本国大使館が兼轄しています)。
◎在南アフリカ共和国日本国大使館 TEL +27-12-452-1500
(夜間休日でも音声案内に従って操作すれば日本語可能なオペレーターが応対します)

〇外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5145
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3680
○領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○領事局ハーグ条約室(一般案内窓口)03-5501-8466
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
※日本国大使館はレソトに存在せず、近隣の国に所在する在南アフリカ共和国日本国大使館が兼轄しています。
○在南アフリカ共和国日本国大使館
  住所:259 Baines Street, corner Frans Oerder Street, Groenkloof,
     Pretoria 0181, Republic of South Africa.
  電話:(市外局番012)452-1500
   国外からは(国番号27)12-452-1500
  FAX :(市外局番012)460-3800
   国外からは(国番号27)12-460-3800
  ホームページ: https://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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