レソト | Lesotho > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


(1)レソトでは,2014年8月,同国国防軍が警察本部を占拠する等騒櫌事件が発生,2015年2月の総選挙により現政権が発足しましたが,同年7月に前国防軍司令官殺害事件等が発生し,一時政治情勢が不安定な状況になりました。現在,レソトの政治情勢及び治安情勢は,不安定要因はあるものの比較的安定した状態にありますが,政治情勢如何によっては治安が悪化する可能性がありますので注意してください。また,過去,政治情勢を巡って混乱し,首都マセルで警察と群衆の衝突に発展したことがありますので,群衆が集まる場所やデモ等が行われている場所には極力近づかないでください。

(2)レソトでは,高い失業率や深刻な貧困等から窃盗や家宅侵入等の一般犯罪が多く発生しています。首都マセルでは,特にアジア系の外国人旅行者を狙った強盗事件も発生していますので,単独行動や夜間に出歩くことは極力避けるようにしてください。また,南アフリカとの国境地帯では,車両盗難,武装強盗,麻薬犯罪等が発生していますので注意が必要です。

(3)現在,レソトにおいて,日本人・日本権益を直接標的とした具体的なテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいてにおいて日本人が殺害された事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けている者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人,日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識し,誘拐,脅迫,テロ等の不測の事態に巻き込まれることがないよう,渡航情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

● 査証、出入国審査等


(手続きや規則についての最新情報は駐日レソト王国大使館(下記参照)に確認してください。)
 
1 査証
 日本とレソトの間には査証(ビザ)免除協定がありますので,観光,商用目的で3か月間以内滞在する場合は,査証は必要ありません。就労や3か月を超える滞在が目的の場合には,駐日レソト王国大使館等で査証を取得してください。同大使館の連絡先は,外務省ホームページの「駐日外国公館リスト」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/link/emblist/index.html )からも確認ができます。

2 出入国審査
(1)入国手続の際に旅券の査証欄及び有効期間をチェックされます。入国時には査証欄の未使用ページが2ページ以上,旅券の有効期間が6か月以上あることが必要です。
(2)入国手続きの際に,レソトから出国する航空券,次の訪問国の査証(査証を必要とされる国を訪問する場合)や滞在に必要な十分な資金があることの証明(現金,トラベラーズチェック等)の提示を求められることがあります。
(3)南アフリカから陸路で入国する際は,国境の検問所において必ず双方の国の出入国手続きと税関手続きを受けてください。国境ゲートを開閉するレソト側係官のあいまいな指示のため,入国印を得ないままレソトに入国してしまった日本人旅行者が,出国の際に入国印がないことを理由に逮捕されたケースが過去に連続して発生しましたので,不明な場合には窓口の係官に必ず確認してください。レソトの係官が不在だった場合でも後になって問題になることがありますので入国印を必ず得るように注意してください。
(4)陸路で入国する場合には,普通車1台につき30南アフリカ・ランドの道路税が必要です(税額は車重により異なります)。なお,入国するルートによっては大変な山道を通らなければならず,4輪駆動等のオフロード車が必要になりますので注意してください。また,マセル・ブリッジ及びフィックスバーグ・ブリッジは24時間通過できますが,その他の国境ポイントは,午後4時には閉鎖されるところ,ご注意ください。

3 外貨申告
 外貨及び現地貨にかかわらず,通貨(現地貨は「ロチ」,又は「マロチ(複数形)」)の持込み・持ち出しは10,000マロチ(又は相当額外貨)までです(これ以上の場合はレソト当局に確認してください)。ただし,レソト,南アフリカ,スワジランド及びナミビアの国籍所持者,又は居住者による通貨の持込み・持ち出しについては,現地貨・外貨とも無制限との情報もあります(2016年12月現在,1米ドル=約13マロチ,1南アフリカ・ランド=1ロチ)。

4 通関
 タバコ(200本まで),葉巻タバコ(20本まで),刻みタバコ(250グラムまで),ワイン(2リットルまで),香水(50ミリリットルまで),の品目・数量の範囲内でかつ合計金額が500マロチ以下の場合には免税となりますが,品目や数量により持ち込みに制限があるので注意してください。なお,違法ドラッグ,武器,動物・植物(許可を得ている場合はこの限りではありません),乳製品,肉類,偽造通貨,ギャンブル機器,ポルノ雑誌類等は持ち込みが禁止されています。

● 滞在時の留意事項


1 防犯
 防犯のため,単独での行動や夜間の外出は極力さけてください。特に女性の一人歩きはしないようにしてください。現地在留の日本人でも,白昼に人通りの多い場所で強盗被害に遭うケースが続いています。また,レストランでの強盗被害もありますので,貴重品や多額の現金を外出時に携行することは避けてください。

2 交通事情
 首都マセルでは車が唯一の交通手段であり,朝夕の出勤・帰宅時間には道路が混雑します。首都マセルの道路及び主要幹線道路は徐々に整備されていますが,首都を離れると未舗装の道路が多く,また動物が道路上に出ることがあります。都市部以外の道路を夜間走行することは極めて危険ですので避けてください。

3 運転時の注意事項
(1)車は日本と同じ右ハンドル,左側通行です。外国人は,国際運転免許証に加え国際運転免許証を取得した国の運転免許証,又は外国大使館が発行した英文翻訳証明書を付した外国の運転免許証で運転できます(英語で記載されている外国の運転免許証(米,英,豪等)には翻訳証明書は不要です)。レソトには日本国大使館がありませんので,日本の運転免許証で運転する場合には,在南アフリカ共和国日本国大使館など最寄りの日本国大使館等で英文翻訳証明書(自動車運転免許証抜粋証明)を取得する必要があります。日本の運転免許証(翻訳証明書付)を所持する場合,レソト入国から最長6か月間まで運転を許可されますが,レソト政府は,1か月以上レソト国内に滞在する場合は,運転免許証の切り替えを推奨しています。運転免許証の切り替えは,レソト交通・運輸省にて可能であり,その際には日本の運転免許証(翻訳証明書付),パスポートのコピー及び滞在許可証(もしくは,労働許可証かレソトID)が必要となります。
(2)自動車運転中はドアを必ずロックし,助手席など外から見えるところに貴重品を置かないようにしてください。また,見知らぬヒッチハイカー等は乗せないでください。

4 宿泊先の注意点
 首都マセルでは,安全面等において日本人の宿泊に適するホテルや施設の数は限られており,また地方ではほとんど見あたりませんので,宿泊先を慎重に選定・確保することをお勧めします。

5 長期滞在者向け注意事項
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

6 短期滞在者向け注意事項
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

7 ハーグ条約
 レソトは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が元の常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

● 風俗、習慣、健康等


1 地理的留意事項
 レソトは,国土全体がドラケンスバーグ山脈等の高地に位置し,平地が少ないという厳しい地理的条件や天候不順等で食糧不足となることがあります。また,小さな村落のほとんどでは電気や水が通っていません。通常,10月から4月にかけての夏季には降雨がありますが,近年は降雨量が少なくなっており水不足になる時もあります。また,6月から9月には高地で積雪が見られるため,十分な防寒対策が必要です。首都のマセル市などで高山病になる恐れはありませんが,標高3000m付近にあるスキーリゾートなどに滞在する際に体調不良を感じたら高山病の可能性があります。宿泊先等に相談して適切な処置を受けてください。

2 宗教等
 レソトにおいて最も広く信仰されている宗教はキリスト教で,都市,地方を問わず,レソト国民は一般的に信仰心が厚い国民です。

3 村落地域での注意点
 レソト国内の小さな村落等に滞在する場合は,その地域の長に滞在を知らせることがより礼儀正しいとされています。

4 水
 水道水は飲料水として利用可能ですが,念のため,煮沸したものかミネラル・ウォーターを利用した方が良いでしょう。

5 医療事情
 レソト国内において高度な医療を受けることは期待できません。重症の場合には,南アフリカなど国外への緊急移送が必要となる可能性があります。緊急移送対応を含む十分な補償内容の海外旅行保険に事前に加入されるようお勧めします。その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報( http://www.forth.go.jp/

● 緊急時の連絡先


◎警察:TEL +266-2231-7262(国家警察本部24時間対応番号)
+266-2232-2099(警察エマージェンシール-ム24時間対応番号)
◎救急:TEL +266-2222-3000(マクワニャネ陸軍病院)
◎消防:TEL +266-2231-7163(消防署(マセル))

※上記電話番号では繋がらない等ございましたら,至急,以下の在南アフリカ共和国日本国大使館(レソトを兼轄)までご連絡ください。

◎在南アフリカ共和国日本国大使館TEL +27-12-452-1500
(夜間休日でも音声案内に従って操作すれば日本語可能なオペレーターが応対します。)

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省領事局ハーグ条約室(ハーグ条約関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5328

○外務省海外安全ホームページ:
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在南アフリカ共和国日本国大使館(レソトを兼轄)
  住所:259 Baines Street, corner Frans Oerder Street, Groenkloof,
      Pretoria 0181, Republic of South Africa.
  電話:(市外局番012)452-1500
   国外からは(国番号27)12-452-1500
  FAX :(市外局番012)460-3800
   国外からは(国番号27)12-460-3800
  ホームページ: http://www.za.emb-japan.go.jp/index_jp.html