リベリア | Liberia > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1 犯罪発生状況
(1)首都モンロビア市内においては,内戦終結以来,特段の戦闘行為は発生していませんが,人口過密,高い失業率等の要因により一般犯罪は多発しています。
(2)2016年7月1日,これまでの調整を踏まえ,国連リベリアミッション(UNMIL)からリベリア政府へ治安権限が移譲されましたが,リベリア警察の治安維持能力は未知数であるため,引き続き十分な注意が必要です。
(3)滞在中は,防犯対策に細心の注意を払い,現地事情に精通した人間を同行させる等,十分な安全対策を講じることをお勧めします。複数かつ車両での行動を心掛け,不要不急な夜間の外出は控えてください。

2 商用取引関係者向けの注意事項
(1)特徴
 日本人を含め外国人が被害者となる通称「419事件」(国際詐欺事件)が増加しているので注意してください。「419事件」は,インターネットや電子メールを利用して,アフリカ諸国の政府機関,政府高官や関係者をかたって様々な嘘の儲け話を持ちかけ,連絡を取り合ううちに様々な『手数料』や『政府高官へのわいろ』などの名目で『前渡し金』をだまし取ろうとすることが特徴です。
(2)対策
 この手口の対策としては,主に以下のとおりです。
 ア 誘いに対して,反応,返信は絶対にしない。
 イ 途中で詐欺と気付いたら,一切,連絡や返信はしない。
 ウ 手数料を要求されても,絶対に送金しない。
 エ 口座番号と暗証番号を照会されても,絶対に教えない。

3 インターネットや電子メールを利用した結婚詐欺についての注意事項
(1)特徴
インターネットや電子メールを利用して,交際や結婚などといった話題で連絡を続け,日本への渡航費用や査証(ビザ)の取得に必要だとして数千ドル(数十万円)の送金を要求し,送金した後は音信不通となってだまされたことが発覚する等の被害報告が増加しています。
最初から,資産について質問してきたり,知り合って暫くしてから親族が入院したとして,金銭を要求してきた場合等には,結婚詐欺である可能性も排除されません。
(2)対策
 この手口の対策としては,主に以下のとおりです。
 ア 冷静に相手を観察する。
 イ 相手の言うことをむやみに信用せず,事実を確認する。
 ウ 金銭の要求があった場合も同じように,事実を確認する。
 エ 途中で詐欺と気付いたら,連絡や返信はしない。

4 テロ
 これまでに,リベリアにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でもテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者によるテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(予告もなく手続きが変わることがありますので,最新の情報については,駐日リベリア大使館(電話:03-3703-6925)等に照会してください。)

1 リベリアへの入国に際しては,査証及び黄熱予防接種証明書(イエローカード)の取得が必要です。査証はあらかじめ駐日リベリア大使館または第三国にあるリベリア大使館で取得してください。短期滞在査証の場合,滞在期間は3か月が限度となっています。3か月を超えて滞在する場合は,入国後,移民局へ申請する必要があります。イエローカードは入国の10日以上前に医療機関で黄熱予防接種を受け入手した上,携行してください。

2 WHOが10年であった黄熱予防接種証明書(イエローカード)の有効期間を2016年7月11日より生涯有効に延長することを勧告したことに伴い,日本で発行される黄熱予防接種証明書の有効期間も1回の摂取で生涯有効となりました。しかしながら,リベリアをはじめ,他のアフリカ諸国では黄熱予防接種証明書の取り扱いについて,まだ生涯有効として取り扱っていない場合もありますので,渡航を予定されている方におかれましては,事前に入国を予定されている国の大使館や領事館に,入国時の証明書の取扱いについて確認しておくことをお勧めします。

● 滞在時の留意事項


1 公共施設(特に軍・公安関係施設)の写真撮影は,事前に許可を得る必要があります。また,一般の人や住居についても,無断で写真を撮ると相手の反感をかったり,金品を要求される場合があるので,十分注意することが必要です。

2 麻薬の使用,所持,売買,生産及び輸出入は厳しく禁止されており,初犯であっても厳罰が科せられます。

3 3か月以上滞在される方は,必ず「在留届」を在ガ-ナ日本国大使館へ郵便,FAX等を利用し提出するとともに,転出する際には「転出届」の提出も忘れずに行ってください。

4 在留届
 現地に3か月以上滞在される方は,「在留届」の提出が義務づけられており,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なくリベリアを管轄している在ガーナ日本国大使館に在留届を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又は現地から転出するときは,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届は,在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また,郵送,FAXによっても届出を行うことができますので,在ガーナ日本国大使館まで送付してください。

5 「たびレジ」
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期滞在の方(海外旅行・出張者など)について,現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして,2014年7月1日から,外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録者は,滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので,是非活用してください。

● 風俗、習慣、健康等


1 リベリアでは国民の約30%がキリスト教,約10%がイスラム教,そして約60%が伝統的宗教を信仰していると言われています。また,民族構成としては,クペレ族(20%),バッサ族(16%),ギオ族(8%),クル族(7%)等16部族が存在すると言われています。
 なお,イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやデモが行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

2 健康管理と医療事情
(1)概況
 高温多湿な気候に加え,停電が頻繁に起こるので,食品の管理・衛生状態が悪いため食べ物や飲み物を介した感染性下痢症などをはじめ多くの熱帯病・感染症がみられます。マラリアおよび腸チフスは患者数が多く,一年中流行しています。一部の医薬品は薬局で購入出来ますが,現地の医療衛生水準は低く,医師や看護師の数は不足しており,レントゲン等の最低限の検査機器ですらほとんどない状況です。重い病気や事故等の場合には,欧米等医療先進国への国外搬送が必要となりますので,緊急移送を含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをお勧めします。

(2)注意を要する病気
ア 黄熱
 リベリアは,黄熱流行国であり,WHOにより黄熱リスク国に指定されています。従って,リベリア入国の10日以上前までに必ず黄熱予防接種を受けて,黄熱予防接種証明書(イエローカード)を取得して入国することが必要です。

イ マラリア
 リベリアで最も注意を要する疾患で,国民の多くが繰り返しかかっています。リベリアにおいては,致死率の高い熱帯熱マラリアがほとんどです。マラリアはハマダラカが媒介して感染します。予防として,蚊が活動する夕方から明け方の外出を控え,外出するときはなるべく長袖・長ズボンを着用し,虫除けスプレー等の使用をお勧めします。滞在先では蚊取り線香,蚊取りマット,蚊帳の使用等の予防対策をとってください。また,急な発熱などがあった場合はマラリアを疑い,直ちに最寄りの医療機関を受診してください。一定期間流行地に滞在する場合には,抗マラリア薬の予防内服がありますが,必ず事前に専門医に相談してください。

ウ エボラ出血熱
 エボラウイルスによる感染症であり,2014年に西アフリカ(主に,シエラレオネ,ギニア及びリベリア)で感染が拡大しました。2015年末に一度終息し,再発生しましらが,2016年3月に再度終息が宣言されました。エボラウイルスの体液を介する感染力は強く,発症すると致死率が非常に高いため,感染を予防することが大切です。頻回の適切な手洗いや,エボラ(疑い含む)の患者・遺体・動物の血液・体液に直接触れないようにしてください。感染を疑った場合は,すぐに地域の病院に相談してください。その後は不要な外出を控える等,病院からの指示に従ってください。

エ 消化管感染症(下痢症など)
 上下水道などのインフラが整備されていないため,腸チフス,赤痢,コレラなど多くの経口消化管感染症があります。食事の際は生ものは避け,十分加熱したものをとるようにしてください。レストランでの水や氷にも注意し,ミネラルウォーターは目の前で封を切ってもらうなどの注意が必要です。
オ 髄膜炎菌性髄膜炎
 髄膜炎は中枢神経系の感染症であり,この病気は保菌者からの飛沫感染により人から人に伝染し,発病すると髄膜炎症状を起こし死に至るほど重症化することがあります。毎年乾期を中心に流行が起っています。予防として髄膜炎菌4価ワクチン(ACWYの4種混合ワクチン)の接種がありますが,日本では未認可ですので,トラベルクリニックなどに相談してください。

カ 狂犬病
 狂犬病は,狂犬病に感染した犬や猫,コウモリなどの動物に噛まれるなどして,傷口から感染します。1~3か月間の潜伏期間ののち発症します。発病後は有効な治療法はなく,死に至る病気です。現地で屋外活動や動物との接種が多い場合には,渡航前に予防接種を受けることをお勧めします。また,滞在中は,動物に不用意に触らないようにし,万が一,動物に噛まれた場合は,ただちに医療機関を受診してください。

キ 寄生虫感染症
 淡水性の寄生虫による,回虫症,条虫症,住血吸虫症などがあり,水に触れた皮膚や口から感染します。河川や湖沼での水浴びは厳に慎み,水域に入るときにはゴム長靴,ゴム手袋等を着用してください。

● 緊急時の連絡先


◎在ガーナ日本国大使館(リベリアを兼轄)
  TEL:(市外局番030)2765060~1
   国外からは(国番号233)-30-2765060~1

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在ガーナ日本国大使館(リベリアを管轄)
  住所:Fifth Avenue, West Cantonments Accra, Ghana
  電話:(市外局番030)2765060,2765061
   国外からは(国番号233)30-2765060,2765061
  FAX:(市外局番030)2762553
   国外からは(国番号233)30-2762553
  ホームページ:http://www.gh.emb-japan.go.jp/j/