ソロモン諸島 | Solomon Islands > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1. 治安状況
(1)ホニアラ市における一般的な治安状況
 首都のホニアラ市内は,日中は市内を歩いても治安上特段の不安を感じることはありません。2003年以降,豪州を主体とする太平洋諸島フォーラム(PIF)加盟国の警察・軍隊で構成される多国籍治安維持部隊「ソロモン地域支援ミッション」(RAMSI)が派遣され,銃器回収,武装集団リーダー等の逮捕,武装解除が行われたことにより,治安情勢は大幅に改善されました。
 RAMSI派遣10周年にあたる2013年7月,軍事部門が完全撤退しました。ソロモン地元警察官の治安維持能力はまだ十分ではないため,これを強化するためRAMSIはその後,警察部門における支援を継続していましたが,本年6月で支援が終了します。
 上記のとおり,警察部門の能力は未知数であり,過去発生したような大規模な暴動が発生した場合,十分対応できない事態も予想されます。
 泥酔者や薬物中毒者による突発的なけんかから発展した傷害事件に居合わせて被害に遭うことが日常的にありますので,外出の際は注意が必要です。旅行者,長期滞在者ともに,隙を見せないこと,日頃からラジオ,新聞,地元の人々,ホテル従業員,地元旅行代理店,大使館等から情報収集することをお勧めします。

(2)ホニアラ市郊外
 ホニアラ市郊外においては,RAMSI派遣に伴い,事件・被害の報告は少なくなっていますが,依然として治安面の問題が起こる可能性を排除できません。また,ソロモン全土の問題として,土地所有制度が曖昧な点にも留意する必要があります。具体的には,知らない土地に入り込むと,土地所有者を名乗る者が現れて立ち入り料金と称して多額の現金を請求してくることがあります。ソロモン政府として,土地所有制度の整備に取り組んでいますが,現時点では解決を見ていません。
 上述のような問題があり,郊外を訪れる際は,事前の情報収集や目的地の地元民の協力など,周到なアレンジが必要不可欠です。

(3)一般犯罪の手口例
 一般犯罪の手口としては,留守宅や,深夜又は早朝の時間帯を狙った侵入,強盗,泥酔者同士の喧嘩を起因とした傷害事件が発生しています。犯罪者から狙われていなくても,犯罪発生現場に居合わせて結果的に被害に遭うこともあります。犯罪の傾向,手口例は以下のとおりです。
 ア 傷害事件は,口論から素手による殴り合いや投石,時としてナイフの使用に発展する場合があります。
 イ 一般的な給与支払日である毎月第2週及び第4週木曜日及び週末の金曜,土曜の深夜等に事件が多く見受けられます。また,クリスマス前後は特に注意が必要です。
 ウ スリ,ひったくり,置き引き,車上荒らしが発生しています。特にホニアラ中央市場付近では頻繁に被害が発生していますので,注意が必要です。
 エ 近年減少傾向にありますが,家屋への侵入強盗も存在しますので,安全な家屋・宿泊先の確保,警備員の配置が必要です。

(4)一般的な防犯対策
 ア 多額の現金を持ち歩くことは避けてください。
 イ 夜間の一人歩きはしないでください。
 ウ ナイトクラブ,バー等の泥酔者がいる可能性がある場所には近づかないでください。(外国人などが集まるバーは比較的安全ですが,窃盗の被害報告もありますので,事前に情報を入手してください。)
 エ 住居の施錠を徹底してください。万一強盗に入られた場合は,犯人が武器を携行している可能性があるので,生命の安全を第一に考え,抵抗しないでください。また,警備員を雇用したり,警備犬を飼うことなどをお勧めします。
 オ 正確な治安情報を入手してください。大きな事件が発生すると,市中での噂が先行することがあります(現地では「ココナッツニュース」と呼ばれ,事件によっては大げさに脚色されることがあり,注意が必要です)。
 ラジオ報道,インターネットによるニュース配信サービス,新聞報道の順番で発表されるケースが多く,加えてフィジー,NZ,豪州のメディアからの報道があります。事件によっては,全く新聞報道されないこともあるので注意が必要です。
 事件が発生すれば大使館からもメールによって状況をお知らせしています。この情報配信は,在留届を提出された方及びたびレジ登録者には登録されたメールアドレスに行うとともに,旅行者に対しては日本人旅行者が多く宿泊するホテル(ソロモン・キタノ・メンダナホテル)にも情報提供を行っております。ホニアラ市内の別のホテルに宿泊する方は,在ソロモン日本国大使館に連絡先をお知らせくだされば,情報配信を行います。

(5)テロ対策
 これまでに,ソロモンにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,フランス,ベルギー,トルコ,インドネシア,英国等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

● 査証、出入国審査等


(手続や規則に関する最新の情報については,ソロモン入国管理局にお問合せください)。
ソロモン入国管理局(Immigration Division)
・電話:+677-25907
・FAX:+677-24870
・HP:http://www.commerce.gov.sb/departments-units/immigration.html
・E-mailimmdir@commerce.gov.sb

1.ソロモンと日本の間には査証免除取決めはありません。滞在目的に応じて,短期居住者,学生,研究者,通過,滞在,労働の各許可証が発行されます。許可証はほとんどの場合,入国時に空港にて発行されますが,長期滞在目的で入国する場合には,現地の受け入れ先等を通じ,事前に入国管理局にて滞在許可を取得することが必要です。
 労働目的でなければ,観光許可証により3か月間を超えない範囲で滞在ができます。観光許可証で入国後に滞在期間を延長する場合は,入国日から90日以内の延長であれば,入国管理局で手続きをします(有料)。観光許可証で入国して,入国日から90日以上の延長を希望する場合は,同管理局へ申請することで,さらに3か月までの滞在査証が与えられます(有料)。

2.入国時に旅券の残存有効期間が最低6か月間必要です。

3.出入国時の現金の持ち込み・持ち出しについては,50,000ソロモン・ドル以上又は外貨で同金額相当以上の場合には申告が必要です。外貨から現地通貨への両替は,空港,ホニアラ市内の各銀行,ホテルで可能です。但し,市内の銀行の中でも外国為替レートに極端に差がある場合があるので,両替をする際は,事前に各銀行のレートを確認しておく方が良いでしょう。また,日本円は換金ができない場合があります。豪ドルまたは米ドルであれば殆どの銀行,ホテルで両替ができます。

4.通関時の持ち込み禁止品には,麻薬,弾薬,爆弾,硫黄のマッチ,ポルノ雑誌・ビデオ等,生鮮食料品類,果物,牛肉製品,花,土等が指定されています。ただし,生鮮食料品類,果物,牛肉製品,花については,事前(ソロモン到着の1週間前まで)に申請することにより一部近隣国から持ち込み可能となっています。
 持ち出し禁止品には,第二次世界大戦時の軍艦や戦闘機その他戦争に関係した残骸物(ただし,関係大臣の許可を得ることにより持ち出し可),麻薬,弾薬,爆弾,鉱物類等が指定されています。
 また,ビデオテープ・DVDの持ち込みは,教育用のものを除き,すべてが課税対象となります。1本のビデオテープ・DVDにつき,その価格をソロモン・ドルに換算した値段の10%が課税されます。さらにすべてのビデオテープ・DVDは検閲を受け,内容上好ましくないと判断されたテープ・DVD(主に性描写)は没収されます。
 旅行者は,機内持ち込み荷物だけでなく,全ての持ち込み荷物のチェックを受ける場合があります


● 滞在時の留意事項


1.国内ほとんどの場所で撮影制限はありませんが,現在も伝統的スタイル(全裸又は半裸)で生活している村で写真撮影する場合は,その村の出身者に案内を依頼し,村長に写真撮影の許可を求めることが必要です。村へ入る場合には,無用な摩擦を避けるため,その村長に写真撮影が可能かどうか確認することが肝要です。

2.すべての種類の麻薬について,持ち込み,栽培及び売買は一切禁じられています。外国人が麻薬を所持していた場合は,1,000ソロモン・ドル以上の罰金,もしくは6か月以内の懲役が科され,その後国外退去を命じられます。麻薬犯罪に巻き込まれないためには,不審な者には近づかないよう注意が必要です。

3. 不法就労を行った場合,2,000ソロモン・ドル以上の罰金もしくは6か月の拘留,あるいはその両方を科されます。

4. 売買春及びポルノ雑誌等の所持は厳しく禁止されています。

5. ホテル,レストラン,バーを除く公共の場(路上,公園等)で,ビール等アルコールを飲むことは法律で禁じられています。

6. 交通事情
(1)ホニアラ市内の交通手段は,自家用車,タクシー,バスがあります。
 タクシーやバスなどを利用する場合,料金を乗車前に交渉すること,運転手が飲酒をしていないかなどを確認することが肝要です(夜間や週末は特に注意してください)。空港までの送迎や市内移動はホテルなどで手配することをお勧めします。
 運転する方は,まず,ホニアラ市内の道路の多くが凹凸の激しい悪路であることに注意が必要です。また,極端に遅く走行する車,スピードを出しながら無理な追い越しや蛇行をする車が混在します。加えて,道路を横断する通行人が跡を絶たず,急停車する車があります。夜間や雨天時には,特に通行人の道路横断が見えにくく,大きな事故が危惧されます。一瞬のよそ見運転が大きな事故に繋がることがありますので,特に注意してください。
(2)ホニアラ市(ガダルカナル島)から他島への旅行は,飛行機,船外機付きボート,小型フェリーを利用することになります。この中で一番危険が伴うのは,船外機付きボートで,悪天候下で無理な航行をすることもあるので,天候が不順な時には乗船を断念する気構えが必要です。
 飛行機は,フライトのキャンセルや時間変更が頻繁にあります。フライト情報を事前に入手して,タイトな日程にならないように配慮してください。最低限の食料や飲料水を携行することをお勧めします。

7.在留届
 当地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ソロモン日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はソロモンを去る(一時的な旅行を除く)ときは,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届の届出は,郵送,ファックスのほか,インターネット(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができます。

8.「たびレジ」への登録
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者など)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録された方は,滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メールを受け取ることが出来ますので,ぜひ活用してください。家族・同僚等のメールアドレスも追加登録出来ますので併せてご活用ください。

● 風俗、習慣、健康等


1.ソロモン諸島は,マラリア,デング熱,ジカウイルス感染症等の流行地ですので,常に感染の危険性があります。これらの熱帯病は蚊を媒介して感染するため,虫除けスプレーや蚊取線香,殺虫剤の使用の他,就寝時には網戸や扉をしっかり閉める等して蚊に刺されないよう注意をすることが必要です。また,外出時は長袖,長ズボンの着用等肌の露出を避けるようにしてください。なお,薬局では,クロロキン等のマラリア予防・治療薬が処方箋無しに容易に購入できます。
(参考)
○感染症広域情報:ジカウイルス感染症に関する注意喚起
アジア・大洋州におけるデング熱の流行
(http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp#widearea)

○感染症スポット情報:ソロモン諸島におけるデング熱の流行
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2016C305.html )

2.水道水を直接飲むことは避けた方が良いでしょう。また,飲食物に留意して下痢をしないように心がけ,睡眠を十分とって体力を維持しておくことも大切です。外出時には,日傘や帽子を着用し日射病を防ぐことも必要です。

3.特にホニアラ市内は,5月~11月の乾期の時期は,かなり埃っぽくなりますので,市内を歩く時には留意が必要です。

4.海岸には,サンドフライという吸血性の小型の蝿がいるところがあります。この虫に刺されるとひどいかゆみに襲われます。それ以外にも,虫さされの跡を掻いて出血させ,そのままにしておくと,その部分にハエがたかり,化膿し,リンパ腺が腫れ高熱が出ることもあるので,傷用の絆創膏等を携帯することも必要です。


● 緊急時の連絡先


◎警察:TEL:999,消防:TEL:988,救急サービス:TEL:911
◎在ソロモン日本国大使館:TEL:7494469,7494466
  ※国外からは,(国番号 677)-7494469

☆ 在留邦人向け安全の手引き☆
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」も御参照ください。
 ※掲載場所:当館HP(日本語)→領事情報→安全情報(3.)


(問い合わせ先)


○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)
○在ソロモン日本国大使館
 住所:4th Follor, Point Cruz Arcade Building, Hibiscus Avenue, Point Cruz,
Honiara, Solomon Islands
 電話: 22953
   国外からは(国番号677)-22953
 FAX: 21006
   国外からは(国番号677)-21006
 HP:http://www.sb.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html