オマーン | Oman > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1 一般犯罪
 オマーンの治安は比較的良いといわれていますが,路上強盗や空き巣などの侵入窃盗,自動車盗,車上狙い等が発生しており,注意が必要です。特に侵入窃盗に関しては,外国人が多く居住する高級住宅街においても発生しており,現金,貴金属,家電製品等の盗難被害が確認されています。
 最近は,ATMに小型カメラを取り付けて,暗証番号を盗み取る手口も報告されており,ATM利用時には注意を要します。
 また,タクシーの運転手から性的嫌がらせを受けたという事案も報告されており,女性が単独でタクシーを利用する場合は,特段の注意が必要です。

2 薬物犯罪
 薬物犯罪も多く報道されており,乱用者の増加・低年齢化の傾向が見られるなど社会問題化しています。治安当局が取締りを強化していますが,違法薬物が一般に拡散していることを念頭に置き,絶対に入手を試みたり,使用しないことは勿論,これら事案に巻き込まれないよう注意が必要です。

3 集団示威行動(デモ)
 オマーンは,2011年上半期にいわゆる「アラブの春」の影響を少なからず受けましたが,その後はごく一部の国民による雇用創出や賃金引き上げを求める小規模なストライキ等が散発的に行われることはあるものの,市民生活に影響を及ぼすものとはなっていません。

4 防犯対策
(1)特に日本人を狙った犯罪が発生しているという情報はありませんが,日本とは違うという認識の下,常に防犯意識を高く持つことが肝要です。
(2)玄関,窓等の施錠を二重にする,窓には鉄格子やセンサーを設置する,窓の外に足場となるような物を放置しない等,侵入しづらい環境を作ることが効果的です。また,短時間であっても家や車両を離れるときは,必ず施錠をすることが極めて重要です。
(3)女性が単独でタクシーを利用せざるを得ない場合は,なるべく流しのタクシーではなく,ホテル等に停まっている信頼できる車両を選ぶことをお勧めします。また,乗車する際も,事前に車両ナンバーを控え,助手席ではなく後部座席に座るなど,常に警戒心を持つことが重要です。
  
5 テロ対策
 これまでに,オマーンにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でもテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


● 査証、出入国審査等


(手続や規則の最新情報は駐日オマーン大使館(電話:03-5468-1088)等にお問い合わせください。):

1 オマーンに滞在するためには,査証(ビザ)が必要です。観光目的の査証は当地空港到着時や国境等で取得することができます(但し,旅券の残存有効期間は,最低6ヶ月必要です)。一般日本旅券所持者は,空港等で申請することにより,以下の短期滞在査証を取得することができます。
 ○30日間有効の一次査証(費用:20オマーン・リアル)
  ※ 申請により1ヶ月の延長が可能(延長も費用は20オマーン・リアル)
 また,商用等の目的で定期的にオマーンを訪れる方は,1年間有効の数次査証(1回の滞在は30日以内)を申請することができます。但し,数次査証を取得するには旅券の有効期間が1年以上あり,また,数次査証が必要な理由について説明を求められることがありますので,関係書類等を揃えておく必要があります。

2 出入国時の外貨申告は不要で,持ち込み・持ち出しの制限額はありません。なお,両替は空港,ホテル,銀行,両替所でできます。

3 通関審査では,わいせつな写真及び雑誌,DVD等は没収され,大量(悪質)に所持している場合には罰金が科せられます。DVD等は内容検査のため一時保管され,引取りに3日以上を要する場合があります。酒類は1人2本まで持ち込みが可能です。
 また,オマーンで取材を行うためには,事前にオマーン情報省から取材許可を得る必要があります。取材許可がない場合は,機材の持込みや取材活動に際し大きな支障が出ることがあります。








● 滞在時の留意事項


1 オマーン政府に滞在届を提出する必要はありません。

2 軍事施設,文化・遺産省指定施設等は旅行制限区域となっています。

3 写真撮影については,軍事施設,空港,港湾設備,国境(出入国管理事務所付近),政府高官居住地域や大使館を除いては原則として自由です。ただし,女性を撮影することは極力控えたほうが無難で,撮影する場合は,事前に本人の承諾を得ることが必要です。

4 麻薬の所持・使用は禁止されています。これに違反した場合は長期間収監され,場合によっては罰金刑も科されます。

5 外出の際は,パスポートなどの身分証明書を携行することが必要です。

6 君主制であるため,国王に対する不敬行為(侮辱的行為,批判等)は重い罰を受けます。また,警察官等治安当局者に対する不適切な言動や誤解を与えるような態度も厳禁です。

7 オマーンでは国家基本法により集会の自由が保障されているものの,政治・宗教的活動に関係する集会及びデモ等は禁止されています。違反した場合には禁固刑が科せられます。

8 不法就労は罰金を科された上,国外追放処分及び一定期間の入国が不可となります。場合によっては収監されることもあります。

9 車は右側通行です。幹線道路や高速道路は片側2車線から3車線あり,幅も広く,比較的運転はし易いと言えますが,一部の交差点では英国式のラウンド・アバウト(ロータリー式の信号を使わない交差点交通システム)が採用されているため,慣れない場合通行に注意が必要です。一方,道路工事が頻繁に行われることによる道路交通環境の変化に加え,車両台数の増加,割り込み等交通法規を遵守しないドライバーが多いため,交通事故が日常的に発生しています。人口10万人当たりの交通事故死亡者数(死亡率)は日本の約6倍にものぼります。主な事故原因は速度超過,無謀運転,運転技量の未熟さと言われています。オマーンで車を運転する際は以下の点に気をつけてください。
 ・シートベルトを確実に着用する。
 ・速度超過に留意しながら周囲の交通状況に応じた運転を心掛ける。
 ・十分な車間距離を保つ。
 ・安全確認を怠ることなく,万一の場合でも対応できるように危険を予測しながら運転する(防衛運転)。
 ・車両専用道路でも歩行者や家畜が無理な横断をする場合が少なくないので,それらの動向には十分注意する。
 ・週末,休日,ラマダン期間中は事故が多発する傾向にあるので,特に注意が必要。
 ・高速道路には交通死亡事故の抑止対策の一環として取締りのためのレーダーカメラが設置されています。一般道路も含め警察のスピード違反等の取締りは近年厳しくなっています。
 ・運転中の携帯電話の使用は禁止されています。

10 砂漠等,場所によっては,通信手段(携帯電話)が脆弱な地域があるため,遠出の際には万が一に備え,宿泊先(本邦留守宅や職場関係者等)に具体的な行き先を伝えておくことをお勧めします。

11 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

12 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。


● 風俗、習慣、健康等


1 オマーンは,宗教的に寛容であるものの,イスラム教国のため,女性は過度な肌の露出(ノースリーブ,ミニスカート等の着用)は避けたほうが無難です。飲酒は個人宅,ホテル,レストラン等限られた場所を除き,大衆の目に触れる場所では慎むことに留意してください。
 また,ラマダン(断食月)中には,日中屋外を含め公共の場での飲食,喫煙は慎むことに留意し,警察当局等に発見された場合,収監される事態もあることに注意してください。

2 水道水は飲用しても問題ありませんが,市販のミネラル・ウォーターを飲用した方が無難です。

3 夏季(4~10月)は酷暑が続き,体力の消耗が激しいので,休息を十分に取るよう心がけてください。特に,日中は日射しが厳しいため,外出する際には,日射病及び熱射病等を防ぐために帽子等を利用し日差しを避けることが賢明です。また,冷房の効いた屋内と屋外の気温の差が激しいので,冷房対策も必要です。
近年マラリアの根絶対策が進んでいるものの,冬季(11月~3月)には蚊が多く発生します。地方(山岳部や水辺付近)を旅行する際は,虫除けスプレーや長袖の服を着用し,蚊に刺されないよう注意が必要です。

4 オマーンでは年間数回,集中豪雨のような雨が降ることがありますが,排水設備が充分でないため,道路の冠水や住宅の浸水などの被害が発生します。特に4月~6月はサイクロンが襲来することもありますので,気象情報には充分注意を払ってください。

5 オマーンでは,中東呼吸器症候群(MERS)の発生が報告されています。手をよく洗う,十分に加熱された食品は摂取するなど基本的な衛生対策を励行するとともに,感染源動物とされるラクダとの接触は避けてください。
○感染症広域情報
 http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp

6 オマーンでは,救急車の出動が迅速でないため,急を要する際は,自家用車やタクシーなどで病院に搬送する対応が必要となります。なお,病院の医療設備は比較的整っていますが,万一に備えて,海外緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをお勧めします。

7 「在外公館医務官情報」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/oman.html )において,オマーン国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/


● 緊急時の連絡先


◎消防・救急:TEL 9999
◎警察:TEL 24560099(Qurm Police Station)
         24701099(Ruwi Police Station)
         24600099(Bawsher Police Station)
◎病院:TEL 24563579(Khoula Hospital)
         24599525 (Royal Hospital)
          24593600 (Muscat Private Hospital)
         25211601 (Nizwa Hospital)
◎在オマーン日本国大使館
 TEL(968)24601028
 FAX(968)24698720
休館日・閉館時の緊急連絡先:TEL(968)99313521,99335265,99348161

※在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」も御参照ください。







(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
在オマーン日本国大使館
 住所:Way No.3011, Shati Al Qurm, Muscat, The Sultanate of Oman
     (P.O. Box 3511, Ruwi, Postal Code 112)
 電話: 024-601028
    国外からは(国番号968)-24-601028
 Fax: 024-698720
    国外からは(国番号968)-24-698720
 ホームページ:http://www.oman.emb-japan.go.jp/japanese/index_j.htm