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バングラデシュ
安全対策基礎データ

更新日 2023年03月17日

1 一般犯罪
(1)犯罪発生状況
 バングラデシュの治安当局は犯罪発生件数を公表していないため、正確な件数は不明ですが、シンクタンク等からの情報によると、治安当局による検挙率が増加している一方で、殺人、強盗、誘拐等の凶悪犯罪の発生率は依然として高く、中でも薬物事犯が急激に増加しています。また、首都ダッカ市内では、日本人旅行者や出張者などの短期滞在者がひったくりや強盗事件などに遭い、人的被害を受けるケースも発生していますので、滞在にあたっては十分な注意が必要です。
 日本人が被害にあった事例詳細は、在バングラデシュ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」の該当部分「3(2)(ア)これまでの犯罪事例」をご参照ください。
https://www.bd.emb-japan.go.jp/files/100477114.pdf

(2)防犯対策
一般犯罪に対する防犯対策については、以下の点を心掛けてください。
ア 安全の3原則「目立たない、行動を予知されない、用心を怠らない」を厳守する。
イ 移動には自家用車やハイヤーを利用し、夜間、早朝のリキシャ、CNG(小型オート三輪車)、一般タクシー、Uberタクシーにはできるだけ乗らないようにする。
ウ 強盗被害にあった際には抵抗しない(犯人は銃器、刃物等を持っている可能性がある)。
エ 人通りの少ない場所や外灯のない暗い道路の通行は避ける。
オ 不審な行動をする人物、車(何度も同じところを行き来する。長時間同じ場所にある等)に注意する。
カ 車両に乗る際は、自家用車であっても常時ドアロックを掛ける。
キ 外食、買い物などで迎えの車両を待つ際は、店舗敷地内で待機し、道端に留まる時間をできるだけ少なくする。
ク バッグは道路側とは反対側の手に持ち、万一ひったくられた際には引きずられて怪我をしないようにする。
ケ なるべく一人では行動しない。コ 空港周辺で旅行ガイドやホテル従業員を装い気軽に声を掛けてくる人物には絶対についていかない。また、荷物を勝手に運搬しようとする者が多いため、必要なければはっきりと断る。
コ 列車、バス、フェリーなどの一般公共交通機関は、極力使用しない。
サ 見知らぬ人物から飲食物を勧められても口にしない(言葉巧みに飲食物を勧められ、口にした直後に意識が朦朧となり、その間に金品を奪われるというケースがある)。

2 政治問題に起因する治安情勢
(1)デモ・ストライキ等発生状況
 バングラデシュにおける内政はハシナ・アワミ連盟総裁を首相とする2009年からの長期政権の下で概ね安定しています。しかし、過去にはダッカをはじめ各地において、バングラデシュ民族主義者党(BNP)など野党を中心とした政党・団体等によるハルタル(ゼネラル・ストライキ)や抗議集会が頻繁に実施され、一時的に治安が不安定な時期もありました。また、2020年3月より発生した新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、縫製工場労働者の賃金等を巡る抗議活動や、食料等支援物資を巡る汚職、横領が相次いで報じられるなど、社会情勢が不安定化しつつあります。さらに、2022年12月には、最大野党であるバングラデシュ民族主義者党(BNP)がダッカ市内で大規模集会を開催するなど、同年は物価高騰や与党政権に不満を持つ野党グループ等による大規模なデモが幾度も発生し、警察との衝突による野党関係者の死亡事案も発生しました。野党BNP本部事務所(VIPロード)付近やシャハバーグ交差点(ダッカ大学周辺)付近、バイトゥル・ムカッラム(国立モスク)付近では、デモ等が突発的に行われることが多く、時に治安当局との間で衝突が発生しています。特に、ハルタル(ゼネラル・ストライキ)は、暴動化する可能性も否めませんので注意が必要です。
2023年末もしくは2024年初旬には第12回総選挙が控えており、今後、与野党の政治活動が活発化することが予想されます。また、政治情勢の不安定化に乗じて、過激派組織がテロを引き起こす可能性も否定できないため、注意が必要です。

(2)安全対策
  政治闘争に対する安全対策については、以下の点を心掛けてください。
ア ハルタルや政治的デモの実施予定日については、突発的なものを除いて、一般的に事前に報道されます。渡航・滞在にあたっては、日頃からニュースや新聞報道等により情報収集に努めることが重要です。また在バングラデシュ日本国大使館ホームページにも最新情報を掲載していますのでご参照ください。
イ 大使館が注意喚起のメールを発出する際(後述●滞在時の留事項 「2 在留届」「 3 たびレジ」参照)は、各方面からの治安情報と近況を分析した上で危険と判断して、発出しているため、普段とは違うということを認識し、不要不急の外出は控えてください。
ウ ハルタルやデモにあたっては、暴徒化した集団が外国人を狙う可能性があります。集会場やデモ隊の経路に近付かないようにするとともに、車両での移動中はそれらの場所を避け迂回措置を取るなど安全な経路を選定してください。

3 テロ・誘拐
(1)テロ・誘拐等発生状況
テロ・誘拐については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_012.html )をご確認ください。

(2)安全対策
 テロに対する安全対策は、以下のとおりです。
ア 行動予定を多くの人に知られないようにし、できるだけ目立たないように行動する。
イ 通勤や買い物等の移動は、常に同じ経路や時間帯とせず、日常の行動パターンをできるだけ固定しないようにする。
ウ 状況や場所に応じて警備員を配置したり、移動に際して帯同させたりする。
エ 外出時の移動はできるだけ車両を利用する。その際、交通渋滞となっている場所や渋滞になりそうな場所は迂回するなど、自らの安全確保を念頭に慎重な行動をとる。
オ 早朝・夜間の外出、移動はできる限り控え、日中の時間帯に用事を済ませる。
カ 駐車時を含め、車両に不審者や不審車両(バイク等を含む)が近づかないよう留意する。乗車時には必ずドアを施錠し、車両乗降時には、特に慎重に周囲の状況を確認する。
キ 最新の治安情勢について情報収集に努め、滞在先や個別の訪問先の治安状況や警備体制を常に確認する。
ク 目立たないように努め、人目につきやすく警備が手薄かつ外国人が多く集まるレストランやカフェ、欧米関連施設、政府関係施設、警察関連施設署、政治関連施設、公共交通機関、宗教施設、ショッピングモールなどの、テロの標的となり得る場所をできるだけ避ける。訪問先においては、周囲の警戒を怠らず、非常事態発生時を想定し避難経路を確認するとともに、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場を離れる。
ケ ラマダン、イード等の宗教行事、季節的な行事や大規模イベントの際は、不要不急の外出は控え、人混みには近づかない。
コ イスラム教では、金曜日が集団礼拝の日とされており、その機会を利用してテロや襲撃が行われることがある。金曜日にはモスク等宗教施設やデモ、その他テロの標的となりやすい場所には、不用意に近づかない。特に、ラマダン期間中の金曜日は最大限の注意が必要。また、ヒンドゥー教、キリスト教、仏教等の宗教行事についても、警戒を怠らない。

※在留邦人向け安全の手引き
在バングラデシュ日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(https://www.bd.emb-japan.go.jp/files/100477114.pdf )もご参照ください。

(手続きや規則に関する最新の情報(領事サービス)については、駐日バングラデシュ大使館にお問い合わせください。)
※新型コロナウイルス感染症対策のため、入国制限措置や入国に際しての条件・行動制限措置がとられることがありますので、最新の情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html )を事前にご確認ください。

1 査証
1989年から日本との間の査証免除取極が停止しているため、バングラデシュ入国に際してはその目的(観光、就労、非営利活動)に沿った査証をあらかじめ取得する必要があります。なお、日本国籍者は空港や陸路での入国時に査証(Visa On Arrival)を申請することができます(滞在期間は最長30日、審査に必要な書類や条件あり)。
※査証に関する規定は、バングラデシュ政府により予告なく変更される場合があります。最新情報は、駐日バングラデシュ大使館に必ずご確認ください。
住所:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-29
電話: 03-3234-5801
E-mail:Consular.bdembjp@mofa.gov.bd
ホームページ:http://bdembjp.mofa.gov.bd

2 出入国審査
(1)入国時
入国審査時に入国カードを、また、税関に携帯品申告書を提出する必要がありますので、入国前に機内で乗務員から受け取り記載しておくことをお勧めします。

(2)新型コロナウイルス感染症対策
入国に際し、新型コロナウイルス陰性証明書(英訳添付)あるいは有効なワクチン接種証明書の提示が必要です。(2023年2月19日現在)
バングラデシュの出入国管理に関する政府国内関係機関のお問い合わせ先
・Immigration & Passport Office
Passport Bhaban, E-7, Agargaon
Sher-e-Bangla Nagar、 Dhaka
Tel:02-8159525、02-9123399、02-8123788 (どの番号でも可)
・Special Superintendent of Police (Immigration Department)
Special Branch
Malibagh Dhaka
Tel:02-9333217

3 外貨申告
外国人による外貨の持ち込みや持ち出しについては、1万米ドル相当を超える場合、税関に申告が必要となります。

4 通関
金塊等貴金属の持ち込みには制限(金は234グラムまで、銀は200グラムまで)があり、違反した場合、特別権限法により処罰されます。その場合、最高刑は死刑となっていますので十分な注意が必要です。 近年、金塊密輸容疑で日本人が逮捕される案件が複数発生しており、3キログラムの金塊を体に隠して持ち込もうとして税関で逮捕され、裁判の結果、懲役5年の判決を受けた例もあります。

5 経路変更許可
空路でバングラデシュに入国後、陸路で国境を越えてインドへ出国する場合、入国した場所と異なる場所から出国することになるので、出国前にバングラデシュ国内の出入国管理事務所で経路変更許可(Route Change Permit)を取得する必要があります。

1 滞在時の各種届出(外国人登録)
バングラデシュ国籍人の配偶者を除く90日を超える長期滞在査証所持者は、バングラデシュ到着後、7日以内にバングラデシュ警察Special Branchにおいて外国人登録し、出国する際は、出国許可証を入手する必要がありますが、日本人は外国人登録を免除されています。ただし、バングラデシュ政府は出入国に関する規則を事前の通知なしに頻繁に変えること、また、制度の根拠である外国人登録法が現在も有効であることから、今後、何らかの形で変更される可能性がありますので注意してください。詳細はバングラデシュ入国管理局のホームページを参照してください。
https://immi.gov.bd/

2 在留届
 バングラデシュに3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後住所または居所が決まり次第遅滞なく、在バングラデシュ日本国大使館に在留届を提出してください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき、または日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、オンラインによる在留届電子届出システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )による登録をお勧めしますが、大使館への届出用紙の直接の提出のほか、郵送によっても行うことができますので、大使館宛に送付してください。

3 たびレジ
 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、「たびレジ」への登録をお願いします (https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在先の最新の安全情報などを日本語のメールで受け取れる外務省のサービスです。登録した情報は、バングラデシュで事件や事故、自然災害等が発生し、在バングラデシュ日本国大使館が安否確認を行う際にも利用されます。安全情報の受け取り先として、家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので、併せてご活用ください。

4 旅行制限
軍の施設がある区域やチッタゴン丘陵地帯は入域制限地域に指定されており、入域のためには事前に軍やバングラデシュ政府の許可を取得する必要があります。

5 写真撮影の制限
写真撮影が禁止されている地域は、上記の入域制限地域以外に、空港・港湾施設、発電所、ラジオ・テレビ局、通信施設があります。

6 各種取締法規
(1)麻薬
麻薬の不法所持・使用は法律で禁止されています。バングラデシュ当局は取締りを強化しており、外国人が逮捕されるケースも見られます。また、処罰規定は厳格で、死刑に処される場合もあります。麻薬には絶対に手を出さないでください。

(2)外国人の政治活動
外国人の政治活動は禁止されています。

(3)不法滞在(オーバーステイ)
 不法滞在をした場合、超過した日数に応じて罰金を科せられます。罰金額等は以下のとおりです。
ア 1日目から15日目までの超過滞在については、1日につき200タカ。
イ 16日目から90日目までの超過滞在については、1日につき500タカ。
ウ 罰金額は最大で3万タカ。過度に期日を超過した不法滞在者については、政府機関が裁判により刑を決定する。
不法滞在をした際の出国手続きは煩雑であり、長期間滞在が超過した場合などは裁判での刑の決定までに相当な期間を要します。

(4)その他
バングラデシュ刑法は、故意に国民の宗教感情を害する行為を禁じており、国教であるイスラム教に関する言論に十分な留意が必要です。

7 交通事情
(1)交通マナー等
信号、歩道、車線等の整備は非常に遅れています。運転手、歩行者とも交通規則遵守・交通安全に対する意識は極めて低く、例えば、一方通行の逆走なども見られます。また、手押し車や、リキシャ、CNGがトラックなどと併走しているため、交通渋滞の原因になるとともに、接触事故が後を絶ちません。 このような状況で、外国人が自ら運転することは交通事故の危険性を高めるばかりか、いったん事故を起こした際には、外国人ということで事故の原因にかかわらず相当な不利益を被ることが予想されることから、できるだけ運転手を雇用することをお勧めします。

(2)運転時・歩行時の注意事項など
ダッカ市外へ移動する場合には、単独行動は避け、できるだけ複数の車両で移動するとともに夜間の移動は避けてください。また、雨季(6月中旬~10月中旬)は洪水により道路が不通になることもありますので、雨季の国内移動には十分な注意が必要です。

1 風俗、習慣に関する留意事項
(1)宗教
国民の90パーセント以上がイスラム教徒です。中東諸国ほどイスラム教的色彩は濃厚ではありませんが、憲法上イスラム教は国教とされており、日常生活の行動規範としてもイスラム教の影響が強くあります。女性の単独行動はなるべく避け、また、外出する際は肌の露出が多い服装は避けてください。特に、ミニスカートやタンクトップなどは禁忌です。
また、イスラム教では、金曜日が集団礼拝日とされており、その機会を利用して、政治的スピーチやデモが行われ、それが大規模化、暴徒化する場合があります。その際、モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので、特に金曜日には不用意に宗教施設に近付かないようにしてください。
なお、イスラム教では、ラマダンにあたる約1ヶ月間は、日の出から日没までの間、断食をします。同期間の日中はイスラム教徒の前で、飲食をすることは好ましくありません。

(2)飲酒
ア アルコール類の購入について
バングラデシュ国内におけるアルコール規制については、不明瞭な点がありますが、バングラデシュ関係当局によれば、日本人に対する国内でのアルコール類購入等に係る規制等については次のとおりです。
(ア)日本人は、在留資格が短期であるか、長期であるかに関わらずバングラデシュ国内におけるアルコール類の購入制限はない。
(イ)ただし、日本人がアルコール類を購入し、自宅に運搬する場合には、次の点に注意する必要がある。
a 購入者である日本人が、個人的に消費するものであることを証明する必要がある。
b 日本人が購入したアルコール類をバングラデシュ人に転売するのは違法であり、摘発の対象となる。
c バングラデシュ人に対しては、アルコールに係る国内規制がある。従って、日本人が大量のアルコール類を購入・運搬し、また、運転手以外のバングラデシュ人が同行している場合等、バングラデシュ人への転売の可能性が疑われる際には事情聴取等が行われる可能性がある。

イ 購入時の注意点
 日本人がバングラデシュ国内でアルコール類を購入、運搬する場合には、次の点に注意してください。なお、運搬中の検問所等において身柄を拘束される等の事態が発生した場合には、速やかに在バングラデシュ日本国大使館までご連絡ください。
 アルコール消費にあたっては慎重に対応することが望ましく、レストランなど外部から飲酒しているところを見られる環境においては、控えることが肝要です。
(ア)一度に大量のアルコール類を購入しない。
(イ)やむを得ない事情により、大量のアルコール類を一度に購入する場合には、検問所における職務質問に備え、所属する会社からの証明書等を携行する。
(ウ)運転手以外のバングラデシュ人を可能な限り同行させない(運転手以外のバングラデシュ人が同行した場合には、購入者である日本人が購入したアルコール等を同バングラデシュ人に転売すると疑われる可能性があります)。
(エ)アルコール類は、正規の販売店で購入する。

2 保健・衛生事情
(1)衛生状況
バングラデシュの気候は、一般に高温多湿であるため、カビ、細菌、衛生動物(蚊、ハエ、ゴキブリ、ダニなど)が繁殖しやすくなっています。さらに、上下水道等の衛生施設が十分に整備されていないので、衛生環境は劣悪な状態にあります。一流ホテルであっても生水は飲まないようにし、食べ物については、生のもの、加熱が不十分なものは避けるようにしてください。十分に加熱したものでも、加熱後に時間が経って冷めてしまったものには注意が必要です。また、路上で売っている飲食物に関しては、その喫食に一定のリスクのあることにご留意ください。
一方、乾季となる11月から3月頃までは、大気汚染が深刻化することにも注意が必要です。

(2)感染症
主な感染症として、下痢性疾患(おもに大腸菌、コレラ、アメーバ症、細菌性赤痢)や腸チフス、急性肝炎、寄生虫病、皮膚病、眼病等が頻繁に発生しています。また、東部のシレット地方、チッタゴン丘陵地帯は熱帯熱マラリアが多発しており、過去には、チッタゴン丘陵地帯で取材活動をしていた日本人ジャーナリストがマラリアに罹患し死亡した事例があります。さらに、近年デング熱が流行しており、ダッカ在住の在留邦人の間でも感染例が確認されていますので、長袖・長ズボンの着用、蚊に刺されないよう蚊取り線香や虫除けスプレーを使用する等、十分な対策が必要です。

(3)医薬品の持ち込み・持ち出し
下痢止め、解熱剤等の常備薬を携行することをお勧めします。また、持病のある方で服薬治療中の場合、滞在日数分の薬を携行することも重要です。
 医療用麻薬を含む医薬品の携帯による持込み、持出しの手続については厚生労働省の以下のホームページをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index_00005.html

(4)予防接種
予防接種の義務はありませんが、破傷風トキソイド、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、腸チフス、日本脳炎のワクチン接種をお勧めします。
必要な予防接種等については、厚生労働省検疫所ホームページ(http://www.forth.go.jp/ )をご参照ください。

(5)医療事情
医療水準は日本と比べ遅れており、最新の医療設備を備えた病院は大都市の一部の病院に限られ、医師や薬品も慢性的に不足しています。尿、血液、肝機能などの検査や、風邪などの簡単な治療は問題ありませんが、専門的な治療や入院を要する場合は、タイやシンガポールなどへの移送が必要です。
「世界の医療事情」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/bangla.html )において、バングラデシュ国内の衛生・医療事情を案内していますので、渡航前には必ずご覧ください。

(6)海外旅行保険への加入
 海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガに伴う治療や緊急移送などで多額の出費を余儀なくされたケースが多くあります。
 旅行・滞在中の予期せぬトラブルに備え、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをおすすめします。詳しくは海外旅行保険加入のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認ください。

◎警察:TEL 999
◎在バングラデシュ日本国大使館:電話 (市外局番02)222260010
                国外からは(国番号880)-2-222260010
                緊急電話(国番号880)-961-0998492

(問い合わせ先)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)4965
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3399
〇領事局政策課(感染症関連)(内線)4919
○海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

(現地公館連絡先)
○在バングラデシュ日本国大使館
 住所:Plot No.5 & 7, Dutabash Road, Baridhara, Dhaka, Bangladesh
 電話:(市外局番02) 222260010
   国外からは(国番号880)-2-222260010
 FAX:(市外局番02)9841591
   国外からは(国番号880)-2-222261591  
 ホームページ:https://www.bd.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

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