アルメニア | Armenia

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2017年09月15日(日本時間)に失効しました。

アルメニアについての海外安全情報(危険情報)の発出

2015年07月16日

関係国地図

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●アゼルバイジャンとの国境周辺地域:
「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」(継続)

●上記を除く地域(首都エレバンを含む):
「レベル1:十分注意してください。」(継続)

1 概況
(1)アルメニアは,従来ナゴルノ・カラバフ地域をめぐって隣国アゼルバイジャンとの間に紛争を抱えており,両国の国境周辺地域では発砲事件などが散発的に発生しています。また,首都エレバンなど上記以外の地域でも,2013年2月以降,散発的に反政権デモが,本年6月には首都エレバンで電気料金値上げに反対する大規模デモが発生しており,政情により治安が悪化する可能性があります。

(2)シリアにおいて日本人が殺害されるテロ事件をはじめ,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)等のイスラム過激派組織又はこれらの主張に影響を受けているとみられる者によるテロが世界各地で発生していることを踏まえれば,日本人,日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。このような情勢を十分に認識し,誘拐,脅迫,テロ等の不測の事態に巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域情勢
(1)アゼルバイジャンとの国境周辺地域:「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
 アルメニアは,従来ナゴルノ・カラバフ地域をめぐって隣国アゼルバイジャンとの間に紛争を抱えています。両国は1994年以降停戦中ですが,その後も現在に至るまで両国の国境周辺地域では発砲事件などの停戦違反事件が散発的に発生し,双方の警備兵などに死傷者が出ています。両国の間では,紛争解決に向けた累次の交渉が行われていますが,これまでのところナゴルノ・カラバフ問題解決の具体的な見通しは立っていません。
 2012年にはアルメニア北方のアゼルバイジャン国境に近い地区で両国間の衝突が発生しているほか,その後も発砲事件等の停戦違反事案が散発しており,今後も不測の事態が発生する可能性は排除できません。また,同地域には地雷が残存しており,2014年4月15日,アルメニア人2名が地雷地帯に入り,爆発により死傷する事故が発生しています。同年7月31日から8月初旬にかけて,アゼルバイジャン・アルメニア両国軍の衝突が発生し,アゼルバイジャン側12名,アルメニア側40名が死亡したとされ,1994年の停戦以降,短期間で発生した最大の死者数となりました。また,同年11月12日にはアゼルバイジャン軍がアルメニア軍ヘリコプター1機を撃墜し,乗組員3人が死亡しています。
 つきましては,アゼルバイジャンとの国境周辺地域への渡航・滞在は,どのような目的であれ,止めてください。

(2)上記を除く地域(首都エレバンを含む):「レベル1:十分注意してください。」
2008年2月に行われた大統領選挙後,野党勢力によるデモや集会が行われ,治安当局と衝突したことにより,一時的に治安が悪化し,同年3月の非常事態令の発出や同年4月の大統領就任式に際しても野党勢力が抗議集会等を開催しました。また, 2013年2月の大統領選挙では,現職大統領が再選されましたが,その後もロシアとの関税同盟交渉や新年金制度への反対を訴える反政権デモ等が散発的に行われています。また,2015年1月,北西部のギュムリ市でロシア兵士がアルメニア人一家を惨殺する事件があり,これに抗議するデモ隊と警察との小競り合いがありました。同年6月にはエレバン市で電気料金引上げに反対する大規模デモがあり,警察との衝突が発生しています。
 今後,政治・経済情勢によって治安が悪化する可能性がありますので,渡航・滞在に当たっては危険を避けるため特別な注意が必要であり,デモや集会,大衆が集まっている場所には近付かない,報道等から最新の情報を得るなどして安全対策に留意し,危険を避ける必要があります。

3 滞在に当たっての注意
 滞在中は,以下の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。

(1)現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在アルメニア日本国大使館に「在留届」を提出してください。
 また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はアルメニアを去る(一時的な旅行を除く)ときは,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は在留届電子届出システム(ORRネット, http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による届出をお勧めします。また,郵送,ファックスによっても在留届を行うことができますので,在アルメニア日本国大使館まで送付してください。

(2)在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者など)についても,現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして,2014年7月1日より,外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録された方は,滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので,ぜひご活用ください。

(3)現在のところ,外国人の被害は多くはないものの,スリ,空き巣,車上荒らしによるカーラジオ等の盗難等が報告されていますので,むやみに財布及び現金を見せることは避けるなどの,基本的な防犯対策及び安全対策をとってください。

(4)犯罪被害を防止するため,浮浪者や物乞いに注意する必要があります。自宅の扉をノックする物乞いが少なくないので,ノックされても扉を安易に開けず,相手をよく確認してください。

(5)タクシーを利用する場合は,流しのタクシー(特に無許可のタクシー)は避け,タクシー会社から呼び出すタクシーを利用するようにしてください。

(6)アルメニアは地震災害が多い地域であり,1998年には約2万5千人の死者を出したと言われる大地震(いわゆるスピタク地震)が発生しています。近年では,2011年10月の隣国トルコにおける大地震や2012年12月の黒海地域での地震などの際には,アルメニア領内でも地震が観測されています。平素より10日分程度の食料・飲料水等の備蓄をお勧めします。

(7)生水は安全とはいえませんので,飲料水には市販のミネラルウォーターの利用をお勧めします。

(8)アルメニアでは,これまでに鳥インフルエンザが発生したとの報告はありませんが,過去,感染・死亡者が出ているトルコ東部地域及びアゼルバイジャンに隣接していますので,旅行又は滞在される方は,スポット・広域情報(/info/search/pcspotwideareainfolist.html )にも御留意ください。

(9)隣国のアゼルバイジャン,グルジア,トルコ及びイランにも各々危険情報が発出されていますので御留意ください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
○外務省海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在アルメニア日本国大使館
  住所:9th floor, Royal Classic House, 3 Buzand street, Yerevan, 0010, Republic of Armenia
  電話:(市外局番060)-52-10-30
   アルメニア国外からは(国番号374)- 60-52-10-30
  ファックス:(市外局番060)-52-10-31
   アルメニア国外からは(国番号374)- 60-52-10-31
  ホームページ:http://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/ARMENIA/index.html