パプアニューギニアに対する渡航情報(危険情報)の発出(2009/10/16)
●ブーゲンビル島アラワ市以南(アラワ市街地を除く) :「渡航の是非を検討してください。」(継続) |
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●上記を除く全地域 :「十分注意してください。」(継続) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。
1.概況 (1)都市部では殺人、強盗、強姦、傷害等の凶悪事件が頻繁に発生してお り、邦人の被害も発生しています。しかし、警察機構は、人手や予算の 不足により十分に機能しておらず、犯罪者の検挙率はかなり低い状況で す。
(2)2005年6月、長期間の紛争を経てブーゲンビル島に自治州政府が発足 しましたが、特に同州南部(アラワ市以南)においては、反自治政府勢 力に対する統制が不十分です。
(3)パプアニューギニアの一部は環太平洋火山帯に位置し、時折比較的強 い地震や火山活動が観測されます。特にニューブリテン島には複数の活 火山が存在し、噴煙を上げています。
(4)2009年5月、首都ポートモレスビー市で、アジア系労働者の流入抑止 を訴えるデモ行進に便乗したアジア系商店に対する略奪行為が発生しま した。その後、同様の事件が全国に飛び火し、各地のアジア系商店等が 略奪の被害に遭いました。
(5)2009年8月頃より、モロベ州を中心として、コレラ、赤痢等の下痢を 伴う感染症が流行しています。
2.地域情勢 (1)ブーゲンビル島アラワ市以南(アラワ市街地を除く) :「渡航の是非を検討してください。」 ブーゲンビル紛争の際に反政府活動の中心となってきたブーゲンビル 革命軍より派生したメカムイ防衛軍は、同島南部に位置するパングナ鉱 山付近に「NO GO ZONE(立入禁止区域)」を自ら設定し、反自治政府活 動の拠点としています。また、メカムイ防衛軍を追い出されたノア・ム シンクを首謀者とする武装集団もトヌを拠点に活動を続けているほか、 南部ブイン周辺においては武装集団と武装化した自衛団との間で小競り 合いが起きています。このため、特にアラワ市以南の治安情勢は不安定 です。この地域では、反政府勢力が道路上に検問(チェックポイント) を設けている箇所があり、外国人などの通行人から通行料との名目で金 銭を要求しています。自治政府としては、一般人がこのような勢力と接 触することは避けるべき、との姿勢を示しています。 ついては、メカムイ防衛軍等の武装勢力の拠点が点在するアラワ市以 南(アラワ市街地を除く)への渡航については、その是非を含めた十分 な検討を行い、やむを得ない事情から渡航する場合には、信頼のおける 旅行会社等を通じて地元関係者と調整するなど、万全の安全対策をとる ことをお勧めします。
(2)首都ポートモレスビー市及び地方主要都市 :「十分注意してください。」 首都ポートモレスビー市とその周辺地域及びレイ市、マウントハーゲ ン市等の地方都市では、スリやひったくり等の一般犯罪のほか、婦女暴 行、「ラスカル」(5〜10人程度の武装集団)による銀行・商店強盗、 また、武器等を用いた車両強奪といった凶悪犯罪も昼夜を問わず発生し ています。首都の国立博物館や国会議事堂前及びパガヒル展望台など は、周辺に人気がなく、ラスカルによる襲撃が発生しています。市内中 心部のエラビーチでは、普段からラスカルによる襲撃を受ける危険性が あり、また、イベント開催時や週末に人が多く集まる際には、地元民同 士のトラブルにより乱闘事件が発生するなどしています。外国人が多く 利用する高級リゾートホテルにおいても、観光客が武装集団に襲撃され る事件が発生しており、2009年5月、日本人観光客が2日連続して2カ所 でそれぞれ別の武装集団に襲撃され金品を強奪されるとともに、暴行を 受け負傷する事件が発生しました。2009年1月にはポートモレスビー国 際空港の発着ターミナルビル内の旅客通行・待合い区域に武装強盗団が 侵入し、同区域の外貨両替所を襲撃する事件が発生しています(このと き強盗団はビル内で銃を発砲し、警備員側に負傷者がでました。)。 また、空港駐車場等においては、今年に入り武装集団による多数の車両 強盗事件が発生しています。さらには、身代金目的の拉致・誘拐事件も 発生しており、新たな犯罪手口として浸透しつつあることから注意を要 します。
(3)ハイランド地方(西、南、東ハイランド州、エンガ州及びチンブ州の 計5州) :「十分注意してください。」 ハイランド地方には、部族社会の伝統が色濃く残っています。このた め部族間の衝突も頻発しており、長期間に及ぶ部族対立が続いている地 域もあります。近年の争いにはライフルなどの高性能火器が使用される ようになり、また道路上に大木や岩によるロード・ブロックが設けられ て交通が遮断されることがあります。また、降雨の影響により地滑りが 発生し、道路網が寸断されることもあります。こうした場合、物流が滞 ることによる物資の不足や物価の急激な上昇など市民生活に影響がでる ことがあります。このような事態は地方部だけではなく、ハイランド各 地方を結んでいる主要幹線道路「ハイランド・ハイウェイ」や都市部で も発生しています。
(4)北部沿岸地域 :「十分注意してください。」 ニューブリテン島東部、及びニューアイルランド島は環太平洋火山帯 に位置するため、頻繁に地震や火山活動が観測されています。特に ニューブリテン島には複数の活火山があることから、付近住民が避難を 要するような比較的大規模な火山活動が発生し、空港が一時閉鎖され航 空機の運航が取りやめとなることがあります。 また、2008年末から2009年初めにかけて北部沿岸地域の広い範囲で高 潮災害が発生しました。家屋の浸水や道路の冠水などの被害が発生し、 被災地域の住民が一時避難しました。 (5)インドネシアとの国境付近 :「十分注意してください。」 パプアニューギニアとインドネシアとの国境線は約780kmにも及び、 そのほとんどはジャングルであるため国境監視は困難な状態です。国境 事務所では係官が通過する人と物の往来を管理していますが、それ以外 の経路で越境することも不可能ではなく、現地当局はその人数を把握で きていない模様です。なお、国境付近への渡航の際にはインドネシアに 関する渡航情報も御確認ください。
3.滞在に当たっての注意 (1)短期旅行者向け注意事項 (イ)パプアニューギニアでは、日中であっても、単独での行動は犯罪被 害に遭う危険性が高くなります。特に、ポートモレスビー等においては、 単独で徒歩による行動を行えば犯罪者のターゲットになります。いわゆ るバックパック旅行といわれる個人手配旅行者に適した宿泊施設を見つ けることは困難です。また、現地の人々が利用する公共交通機関の利用 は、信頼性や治安上の観点からお勧めできません。航空便についても、 突然の予定変更や運航取り止めが発生しております。パプアニューギニ アを訪れる際には、信頼できる旅行会社や現地の関係者等を通じて事前 手配するよう、強くお勧めします。
(ロ)現地事情に詳しい旅行業者等、現地事情に通じた者が同行すること が重要です。また、外出の際には徒歩による移動は避け、常に車両を利 用するよう強くお勧めします。性犯罪も多発していることから、特に女 性の単独行動は避けてください。 外出の際は旅券等貴重品は持ち歩かず、最小限の現金を持参し、残り は旅券その他の貴重品とともに、ホテルのセイフティーボックス等の安 全な場所に保管しておくようお勧めします。
(ハ)空港から市内若しくはホテルに向かう場合又は観光などで郊外へ行 く場合には、PMV(乗合いバス)やタクシーは犯罪に巻き込まれる可能 性が高いので、ホテルからの送迎車両や運転手付きのレンタカーを利用 することをお勧めします。さらに、警察官によるエスコートも可能です ので、あらかじめホテル又は旅行代理店を通じて御相談ください。
(ニ)宿泊に際しては、警備がしっかりしている一流ホテルをお勧めしま す。しかし、一流と言われるホテルであっても必ずしも安全とは言えず、 施錠を確実に実施し、ドアを開ける前には必ず相手を確認する等の注意 が必要です。
(2)全般的注意事項 (イ)人気のない路地や郊外、野外マーケット等の人が多く集まる場所へ の立入りはなるべく避け、単独及び夜間の外出は極力控えてください。
(ロ)婦女暴行事件も発生しているため、女性の単独行動は避けてくださ い。
(ハ)現金や貴重品を人目にさらしたり、車内等に所持品を放置すること は、犯罪を誘発する可能性があるので避けてください。また、パプア ニューギニアにはチップの習慣はなく、安易に現金を渡すとたかりや襲 撃の対象となりやすいので避けてください。
(ニ)行動する際には、なるべく目立たないような格好を心掛け、背広な どの服装は犯罪のターゲットになりやすいので軽装を心掛けてください。 また、バッグ類の携行及びウェスト・ポーチの装着はひったくりに狙わ れやすいので、十分注意してください。
(ホ)住居などのゲート前において車両が停車したところを、複数犯で襲 撃する事件が多発しています。また、投石、路上への障害物(動物の死 骸やガラスの破片等も利用される)の設置、道路横断者を装う等の手口 により、車両を停車させて襲撃してくるケースがあるため、十分注意し て運転してください。
(ヘ)休暇や出張で長期不在とする場合だけでなく、日常買い物に行くと きでも、空き巣被害は発生しているため、戸締まりには十分注意してく ださい。特に内部の者による犯行と疑われる事件も発生しているため油 断は禁物です。
(ト)万一、武装集団などの襲撃に遭った場合には、抵抗せずに持ってい る現金を渡すなど、落ち着いて対処することを心掛けてください。武装 集団がめぼしい金品を得られずに危害を加えるケースが多くみられます。
(チ)医療整備は遅れており、オーストラリアへの緊急移送が必要となる ケースも多く発生しています。信頼できる保険会社を使い十分な補償額 の海外旅行保険に加入するようお勧めします。
(リ)標高2000m以上の山岳地帯を除き、全域においてマラリアに感染す る潜在的なリスクが存在します。都市部で生活したり、リゾートホテル を利用して観光を行う場合のリスクはさほど大きくありませんが、その 他の地域を訪れる際や野外活動が目的の場合は、十分な対策をとってく ださい。
(ヌ)水洗トイレを利用する、飲料水は煮沸する等できるだけ衛生的な生 活を心掛け、感染症等の予防に努めてください。
(ル)この「危険情報」の他、「安全対策基礎データ」でも犯罪事例を紹 介しています。また、「在留邦人向け安全の手引き」や「テロ概要」も あわせてご参照ください。
(ヲ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの で、到着後遅滞なく在パプアニューギニア日本国大使館に「在留届」を 提出してください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又 はパプアニューギニアを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその 旨を届け出てください。 なお、在留届は、在留届電子届出システム (ORRネット、 http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧め します。また、郵送、FAXによっても行うことができますので、在パプ アニューギニア日本国大使館まで送付してください。
(問い合わせ先) ○外務省領事サービスセンター(海外安全担当) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3679 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/ http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版) ○在パプアニューギニア日本国大使館 住所:1st & 2nd Floor, Cuthbertson House, Cuthbertson St., Port Moresby, NCD, Papua New Guinea 電話: (+675) 3211800 FAX : (+675) 3200972
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