カンボジア王国 Kingdom of Cambodia

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本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。

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カンボジア及びタイ:プレアビヒア寺院及び周辺地域におけるカンボジア及びタイ両国軍の衝突(注意喚起)(2009/04/07)
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カンボジアに対する渡航情報(危険情報)の発出(2009/08/05)


 ●プレアビヒア寺院の周辺地域
    :「渡航の是非を検討してください」(継続)
 ●上記以外の地域
    :「十分注意してください。」(継続)

地図1 
☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)カンボジアとタイの国境付近に位置し、2008年7月にユネスコ世界遺
  産に登録されたカンボジアの「プレアビヒア寺院」(タイ側呼称:カオ
  ・プラ・ウィハーン遺跡)周辺地域においては、両国が主張する国境線
  の違いを巡って、2008年10月に2度にわたりカンボジア国軍及びタイ国
  軍による銃撃戦が発生し、双方に死傷者が出る事態となりました。さら
  に、2009年4月3日には、午前、午後の2度にわたり、両国軍の間で発砲
  を伴う短時間の衝突が発生しています。
   こうした状況を受け、2008年より、両国軍がプレアビヒア寺院周辺地
  域で共同パトロールを行うとともに、両国国軍の幹部が衝突を避けるた
  めの協議を度々行い、両国政府間で解決を図るための努力をしています
  が、現在も同地域における両国軍の対峙は続いており、今後不測の事態
  が発生する可能性も排除できません。

(2)上記を除けば、カンボジアの治安状況はおおむね安定しています。一
  方、過去の長期にわたる内戦の結果、国内には銃器類が広く出回ってお
  り、これらの銃器を使用した強盗事件が首都プノンペン等で発生してい
  ます。また同国では、内戦時に埋設された地雷について、政府やNGO等
  による地雷除去作業が進められ、現在までに多くの地雷が除去されてい
  るものの、隣国タイとの国境付近等ではいまだ多くの地雷が残存してい
  ます。

(3)首都プノンペンなど都市部を中心に貧困に起因する一般犯罪(強盗、
  窃盗)も多く発生しているほか、シアムリアップ州にあるアンコール遺
  跡などでは、特に遺跡観光中におけるスリやひったくりが頻発してお
  り、日本人観光客が被害に遭うケースも報告されています。

2.地域情勢
(1)「プレアビヒア寺院」の周辺地域
  :「渡航の是非を検討してください。」
 (イ)カンボジアとタイの国境付近に位置し、2008年7月にユネスコ世界
   遺産に登録されたカンボジアの「プレアビヒア寺院」の周辺地域にお
   いては、両国の主張する国境線の違いを巡って、カンボジアとタイと
   の間で緊張状態に陥り、両国軍が対峙する事態が続いてきました。
 (ロ)カンボジア及びタイ両政府間での問題解決に向けた対話が図られ、
   小康状態が続いていましたが、2008年10月3日、同地において両国軍
   による小規模な銃撃戦が発生し、双方に負傷者が出ました。また、同
   15日に再び両国の間で短時間の交戦が起こり、複数の死傷者が発生す
   る事態となっています。さらに、2009年4月3日には、午前、午後の2
   度にわたり、両国軍の間で自動火器とロケット弾による短時間の激し
   い衝突が発生し死傷者が発生しています。
 (ハ)上記事態を受け、2008年より、両国軍がプレアビヒア寺院周辺地域
   で共同パトロールを行うとともに、両国軍の幹部が衝突を避けるため
   の協議を度々行うなど、両国政府間で解決を図るための努力をしてい
   ます。
 (ニ)同地域においては、現在小康状態が続いていますが、現在も両国軍
   による対峙が続いており、今後不測の事態が発生する可能性も排除で
   きないことから、プレアビヒア州のプレアビヒア寺院周辺地域に渡航
   ・滞在を予定されている方は、渡航の是非を含め自らの安全につき真
   剣に検討され、渡航される場合には、十分に信頼できる旅行エージェ
   ント、旅行ガイドを選び、それがどのような安全対策をとっているか
   確認する等具体的な安全対策を講じることをお勧めします。

(2)上記(1)以外の地域
  :「十分注意してください。」
 (イ)カンボジアの治安状況はおおむね安定しています。一方、過去の長
   期にわたる内戦の結果、国内には銃器類が広く出回っており、首都プ
   ノンペンやその周辺5州(カンダール州、タケオ州、コンポンスプー
   州、コンポンチュナン州、コンポンチャム州)では、けん銃等を使用
   した強盗事件が多発しています。
    首都プノンペンでは、「モトドップ(オートバイタクシー)」によ
   る犯罪が多発しており、(a)オートバイ強盗をするため背後から運転
   手に対し発砲する、(b)運転手が乗客を郊外へ連れて行き、脅して金
   品を奪う、(c)モトドップ利用中に周りをバイクに囲まれひったくり
   に遭うなどの事件が発生しています。さらに、繁華街などで声を掛け
   られマッサージ店等に誘われ、マッサージを受けている間に財布を抜
   き取られる被害が発生しています。
    また、2008年7月に首都プノンペンにあるカンボジア・ベトナム友
   好記念碑において爆弾が爆発する事件(負傷者なし)が発生しまし
   た。さらに、2009年1月には、首都プノンペン内にある国防省前及び
   TV3放送局前において放置された爆発物が発見され、その場で爆破処
   理されたという事件が発生しています。
 (ロ)アンコール遺跡が所在するシアムリアップ州はカンボジアで最も多
   くの外国人観光客が訪れますが、同州においても首都プノンペンと同
   様、強盗やモトドップ利用時のひったくり及びスリなど、外国人観光
   客を狙った窃盗事件が多発しています。2005年6月には、シアムリア
   ップ州シアムリアップ市において、武装集団がインターナショナルス
   クールに押し入り、在留邦人の子女を含む多数の生徒を人質に取り、
   立てこもる事件が発生しています。このほか、この地域周辺には違法
   なカジノが点在し、「いかさま賭博」の被害も報告されています。
 (ハ)カンボジア北西部(特に隣国タイとの国境付近)やシアムリアップ
   州の一部地域(スバイレオ郡)などでは、いまだ多くの地雷が残存し
   ていますので注意が必要です。
 (ニ)つきましては、カンボジアに渡航、滞在を予定されている方は、単
   独行動や夜間の外出は避け、強盗やスリ等、不測の事態に巻き込まれ
   ないよう十分注意してください。また、地雷の被害に遭わないよう現
   地事情に精通したガイドを同行させる等の安全対策を講じることをお
   勧めします。

3.滞在に当たっての注意(渡航者全般及び長期滞在者)
  滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにして
 ください(詳しい犯罪手口等については、「安全対策基礎データ」を参照
 してください。)。また、外務省、在カンボジア日本国大使館、カンボジ
 ア政府関係機関、報道等から最新情報を入手するようにしてください。
(1)カンボジア北西部(バッタンバン州、バンテアイミアンチェイ州、オ
  ッドーミアンチェイ州、プレアビヒア州)及びコッコン州、ポーサット
  州のタイ国境沿い、また、シアムリアップ州の一部(スバイレオ郡)等
  には地雷残存地帯があり「立ち入り禁止区域」を意味する「ドクロ」が
  描かれた看板がありますので、この「ドクロ看板」のある地帯には絶対
  に立ち入らず、不用意に農地、空き地、森林等には立ち入らないでくだ
  さい。

(2)幹線道路(国道)においても特に舗装されていないところでは、雨季
  になると道路の状況が劣悪になり、車を動かせない事態になることもあ
  ります。また、外灯のない道路も多く、夜間の移動は慎重に行う必要が
  あります。

(3)カンボジアでパスポートを紛失し、再発給を受けた場合、カンボジア
  を出国するためには「出国ビザ(Exit Visa)」を取得する必要がありま
  す。出国ビザの取得には少なくとも3日間を要し、また、首都プノンペ
  ンでしか発行されないため、パスポートの再発行又は帰国のための渡航
  書の発行を受けても直ぐに帰国することはできませんので、パスポート
  の管理には十分注意してください。

(4)最近、高齢の日本人旅行者が増えていますが、アンコール遺跡の観光
  では足場の悪い場所が多くありますので十分注意してください。また、
  高温多湿の気候のため旅行中に健康を損ねる方も少なくありませんの
  で、疲労を感じたときには無理をせず休息をとるよう心掛けてくださ
  い。なお、万一の場合にはタイ、シンガポール等に緊急移送されること
  になりますので、海外旅行保険へ加入の上、渡航されることをお勧めし
  ます。

(5)カンボジアにおいては、下痢などを主な症状とする消化器感染症、蚊
  が媒介する「デング熱」「マラリア」「日本脳炎」等の感染症が流行し
  ています。
   また、鳥インフルエンザについては、2005年1月からこれまでに計8例
  の人への感染(うち死亡7例)が報告されています。2008年12月にカン
  ダール州出身の男性が感染した以降、ヒトへの感染報告はありません
  が、隣国のベトナムやタイ、ラオスでも鳥インフルエンザの感染例が発
  表されており、特にこれらの国々と国境を接する地域では感染の危険性
  が極めて高いとの認識を持ち、細心の注意を払ってください。カンボジ
  ア滞在中、生きたニワトリやアヒルなど家禽類、野鳥との接触は極力避
  け、食べ物の扱いなど衛生管理に十分注意してください。

(6)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、
  到着後遅滞なく在カンボジア日本国大使館に在留届を提出してくださ
  い。また、届出事項に変更が生じたとき又はカンボジアを去る(一時的
  な旅行を除く)ときは、その旨を届け出てください。
   なお、在留届は、在留届電子届出システム(ORRネット
  http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また、
  郵送、FAXによっても行うことができますので、同大使館まで送付して
  ください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3678
 ○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○在カンボジア日本国大使館
  住所:No.194 Moha Vithei Preah Norodom,Sangkat Tonle Bassac Khan
      Chamkarmom,Phnom Penh,Cambodia
  電話:(855-23)217-161〜4
  FAX :(855-23)216-162
  E-Mail:security.eojc@online.com.kh
  ホームページ: http://www.kh.emb-japan.go.jp/


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