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本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
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本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
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海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
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モーリタニアに対する渡航情報(危険情報)の発出(2009/08/17)
●モーリタニア全域
:「十分注意してください。」(継続)
☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。
1.概況
(1)モーリタニアでは、2005年8月の軍事クーデターに続き、2008年8月、
アブデル・アジズ将軍らによりアブダライ大統領、ワゲフ首相、閣僚数
人他が拘束されるクーデターが発生し、アブデル・アジズ将軍を議長と
する国家高等評議会が実権を掌握しました。その後、国際社会の仲介に
より、2009年6月4日にクーデター支持派と反対派との間で「ダカール合
意」が成立し、同月28日に挙国一致暫定内閣が発足するとともに、7月
18日には大統領選挙が実施され、アブデル・アジズ候補が大統領に選出
されました。
現在、モーリタニアの情勢は比較的落ち着いていますが、今後大統領
選挙の結果や新政権の発足を巡って不測の事態が発生する可能性も皆無
とは言えず、情勢の推移を引き続き注視する必要があります。
(2)国内の経済状況は、石油生産の低迷により国家収入が伸び悩む中、不
規則な降雨、2007年8月から9月にかけて発生した集中豪雨と洪水により
同国南部の町テンタンを始め農耕稲作地域が水没、国際市況の影響を受
けた主要食糧の価格高騰により、2007年11月には全国各地で住民による
暴動が発生しました。
2008年前半は、世界的な石油と食料価格の高騰に苦しみ、後半は軍事
クーデターの発生で国際社会からの新規援助が凍結され、また世界的な
経済危機の煽りを受けて同国主要輸出産品である鉄鉱石等鉱物資源の国
際価格が値下がりする等の諸要因により、経済状況は深刻化していま
す。
国民生活の困窮が長引くようであれば社会不安も生じかねないとこ
ろ、新大統領の下で発足した新政権が、これらの問題にどのように取り
組んでいくか、今後の社会情勢の推移にも注意が必要です。
(3)また、非合法武装集団の活動も活発であり、2008年1月には同国内を
経由するダカールラリーが中止される事態となりました。同年2月には
イスラエル大使館が襲撃される事件が発生し、その際の流れ弾により負
傷者が出ました。さらに、同4月にはモーリタニア治安部隊とイスラム
聖戦主義者集団との間で銃撃戦が発生し、イスラム聖戦主義者1人が死
亡、治安当局側も1人が死亡、8人が負傷する事件も発生しています。
2008年8月のクーデター以降、マグレブ諸国のアル・カーイダ組織はモ
ーリタニア国民に対し、ユダヤ教徒、キリスト教徒、背教徒に対する聖
戦(ジハード)を呼びかけました。同年9月には、モーリタニア北部
(トゥリンヌ)でモーリタニア国軍を襲撃し、民間人ガイド1人、同国
軍兵士12人を誘拐し惨殺する事件が発生しています。
(4)また、2007年は、中南米からヨーロッパへ向けて輸送中の大量のコカ
インや大麻が押収される事件が頻発し、モーリタニアがヨーロッパへの
麻薬輸送経路の一つになっていることが明らかになっています。
2.地域情勢
(1)首都ヌアクショット市
:「十分注意してください。」
(イ)昨年のクーデター後、新大統領を決める大統領選挙が本年7月18日
に行われました。
大きな騒動もなく無事終了し、アブデル・アジズ氏が新大統領に当
選したという公式発表が憲法評議会からなされましたが、一部の反対
派による抗議もみられます。
依然としてクーデター支持派と反クーデター派には大きな確執がみ
られることもあり、選挙結果を巡り不測の事態が発生することも否定
できないところ、引き続き注視する必要があります。
(ロ)また、2009年に入り、ヌアクショットにおいて、女性に対する性的
暴行事件が自宅、路上、タクシーの車内、小売店の中等で頻発してい
るとの情報があります。
(ハ)2009年6月、ヌアクショットで英語・情報技術学校を経営していた
米国人男性が若者らに襲われ、銃で頭を撃たれて死亡するという事件
が発生しました。7月に逮捕された容疑者は、マグレブのアル・カー
イダに関与していた可能性が高いと見られています。
(2)トラルザ、ブラクナ、ゴルゴル、ギディマカ、アッサバ、ホッド・エ
ルガルビ、ホッド・エッシャルギ及びタガント各州
:「十分注意してください。」
(イ)モーリタニア国内では、「マグレブのアルカイーダ」と名乗るイス
ラム過激派の構成要員が移動していると言われています。モーリタニ
アにおける彼等の活動は、主に物資調達とその輸送に限られていま
す。
(ロ)ブラクナ州のアレグ近郊で2007年12月にフランス人旅行者が武装集
団に襲撃され4人が死亡しましたが、実行犯の3人中2人がギニアビサ
ウで逮捕されており、捜査は解決に向けて進んでいる模様です。
(ハ)1989年に発生した部族対立をめぐって、モーリタニア南部の住民が
隣国セネガルやマリに逃れて難民生活を送っています。2008年1月末
よりその難民のモーリタニア帰還オペレーションが開始され、2009年
4月には、1万人を超えるモーリタニア人が帰国を果たしましたが、未
だに約2万9千人の難民がセネガルで生活しています。帰国する避難民
の補償問題や生活立ち上げ等をめぐる未解決の問題も残されており、
同地方への移動には十分注意が必要です。
(3)ダフレト、インシリ、アドラル及びティリス・ゼムール州
:「十分注意してください。」
(イ)西サハラとの国境地帯には、依然として地雷が埋設されています。
(ロ)2007年12月、アドラル州にある巨大クレーター・ウアダンの北東に
あるエル・ガラウィヤ軍基地周辺でモーリタニア人兵士3人が武装集
団に襲撃されて殺害される事件が発生しています。また、2005年6月
にはモーリタニア北東部のレンゲッティ軍基地が武装集団に襲われ、
兵士18人が死亡する事件も発生しています。
3.滞在に当たっての注意
滞在中は、下記の事項に十分注意して行動し、危険を避けるようにして
ください。また、外務省、在セネガル日本国大使館、現地関係機関等より
最新情報を入手するよう努めてください。
(1)大統領官邸及び国際会議場周辺における注意事項
2009年7月18日に、新大統領を決定する大統領選挙が実施されました
が、各政治勢力間には大きな確執が残されており、不測の事態が起こる
可能性も皆無とは言えませんので、これらの場所には近づかないよう注
意してください。
(2)空港周辺等における注意事項
空港周辺は、荷物搬送やタクシー斡旋、両替の便宜を申し出てくる人
で混雑している場合もあります。これらの人には十分に注意するととも
に、入国時空港周辺での所持品の十分な管理をお願いします。
(3)軽犯罪
混雑する人込みの中でのスリや、人通りの少ない路上での強盗、恐
喝、ひったくりには十分注意してください。
(4)都市部の交通マナー
モーリタニアでは、自動車運転に関する講習制度が欠如していること
もあり、交通ルールを守らずに運転しているドライバーが少なくなく、
また走行中及び交差点で不規則に停車することも多々あるため、各地で
接触事故が多発しています。道路を横断する際には、日本とは異なるタ
イミングで車が停車することが多々ありますので十分注意してくださ
い。
(5)長距離移動に関する注意事項
(イ)長距離移動をする際、モーリタニア人はスピードを出して移動する
傾向にあり、舗装された路上であっても、無理な追い越しや、牛、ラ
クダ等動物の通行により交通事故が発生しています。日中は暑いた
め、走行中に道路の熱によりタイヤがパンクすることもあります。ま
た、日中の暑さを避けるために、モーリタニア人は夜間に車で長距離
移動する傾向にあります。しかし街灯がない中を高速で移動する車両
も多々ありますので、モーリタニア国内を車で長距離移動する場合に
は十分注意し、夜間の移動は避けることをお勧めします。
(ロ)モーリタニアの通信網は全土を結ぶほどには整備されておらず、特
に砂漠地帯あるいは未舗装地帯を移動する場合には、各種トラブルに
より無人地帯で身動きがとれなくなる事態も懸念されますので、可能
な限り2台以上の車両で走行するとともに、衛星電話や無線などの通
信設備を装備しておくことが重要です。
(ハ)都市部を離れると砂塵により視界不良になることが多々あります。
特に年始はハルマッタンと呼ばれる60日間砂嵐が飛び舞う時期があり
ますので、注意してください。
(6)衛生関係に関する注意事項
(イ)2007年6月、髄膜炎で6人が死亡しています。
(ロ)モーリタニアでは砂塵により目、喉、呼吸器系の疾患が流行する傾
向にあります。外出先から戻った場合には、洗顔や手洗いを励行する
など、自己管理に努めてください。
(7)長期滞在者向けの注意事項
(イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの
で、到着後遅滞なく在セネガル日本国大使館(モーリタニアを兼轄)
に「在留届」を提出してください。また、住所その他の届出事項に変
更が生じたとき又はモーリタニアを去る(一時的な旅行を除く)とき
は、必ずその旨を届け出てください。なお、在留届は、在留届電子届
出システム(ORRネット、http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による
登録をお勧めします。また、郵送、FAXによっても行うことができま
すので、在セネガル日本国大使館まで送付してください。
(ロ)万一の不測の事態に備え、食料、飲料水を備蓄しておくとともに、
パスポート、貴重品、衣類等をいつでも持ち出せるように準備してお
き、さらに、退避手段についても常時確認しておいてください。
(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省海外安全相談センター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
○在セネガル日本国大使館(モーリタニアを兼轄)
住所:Boulevard Martin Luther KING, DAKAR, SENEGAL
電話: (221) 33849-5500
FAX : (221) 33849-5555
ホームページ: http://www.sn.emb-japan.go.jp/
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