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本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
※
本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
※
海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
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ハイチに対する渡航情報(危険情報)の発出(2009/09/18)
●首都ポルトープランス、及び首都圏のシテ・ソレイユ、
カップハイシアン、ポール・ドゥ・ペ、ゴナイーヴ、ジェレミ
:「渡航の延期をお勧めします。」(対象地域見直し)
●首都ポルトープランス及びシテ・ソレイユを除く首都圏(デルマ、
ペチョンビル、タバール、カルフール、ケンスコフ)
:「渡航の是非を検討してください。」(引き下げ)
●西県(首都ポルトープランス、シテ・ソレイユを含む上記首都圏を除
く)、グランダンス県(ジェレミを除く)、ニップ県、南県、南東県、
アルティボニット県(ゴナイーブを除く)、中央県、
北西県(ポール・ドゥ・ペを除く)、
北県(カップハイシアンを除く)、北東県
:「渡航の是非を検討してください」(継続)
☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。
1.概況
(1)ハイチ国家警察(PNH)及び国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)
による武装集団掃討作戦(2004年)、誘拐対策ユニットの結成(2008年
4月)、治安強化対策(2008年12月)等の活動が奏功し、誘拐事件が減
少するとともにその検挙率が向上する等、治安の改善がみられます。し
かし、主要都市では殺人等の凶悪事件の発生が継続しており、不安定な
状況を脱していません。
(2)首都圏には、首都ポルトープランスに隣接しておりハイチ最大のスラ
ム街といわれるシテ・ソレイユのほか、ポルトープランスのベル・エー
ル及びマルティッサン地区等の犯罪者集団の集結地帯があり、いまだ数
多くの犯罪がこれら地域で発生しています。なお、ポルトープランス市
内の国道1号線、トゥサン・ルヴェルチュール大通り、ナゾン通り、カ
ポワ通りより東側の地域及び大統領府や外務省等の各庁舎周辺について
は、PNH及びMINUSTAHによる治安維持活動が機能しており、治安の改善
が見られます。
(3)このような状況を踏まえ、首都圏のうちポルトープランス及びシテ・
ソレイユを除く地域をこれまでの「渡航の延期をお勧めします」から
「渡航の是非を検討してください」に引き下げます。しかしながら、ハ
イチの治安情勢は依然として脆弱であり、引き続き凶悪事件に巻き込ま
れる可能性も否定できませんので十分注意が必要です。
2.地域情勢
(1)首都ポルトープランス、及び首都圏のシテ・ソレイユ、地方都市カッ
プハイシアン、ポール・ドゥ・ペ、ゴナイーブ及びジェレミ
:「渡航の延期をお勧めします。」
(イ)同地域では、国家警察(PNH)及び国連ハイチ安定化ミッション
(MINUSTAH)による治安維持活動が奏効し、発生件数は減少している
ものの、身代金目的の誘拐事件は依然として発生しています。最近で
は、身代金の支払いに応じたにもかかわらず、被害者が遺体で発見さ
れる事件も発生しています。また、正体不明の犯罪者集団や麻薬組織
がらみの殺人事件も多数発生しています。特に首都ポルトープランス
では、2009年に入ってからの主要犯罪発生件数が前年の2倍以上に増
加するなど、ハイチにおいてもっとも危険な地域となっています。
(ロ)ハイチ最大のスラム街といわれるシテ・ソレイユ、ポルトープラン
ス市ベルエール地区及び同市マルチッサン地区は犯罪者の集結地帯と
なっており、数多くの犯罪が発生しています。
(ハ)歩行者の手荷物をオートバイに乗った犯人が後方から奪い取るひっ
たくりや、商店及び住居からの現金強奪等の盗難事件が増加していま
す。現金等の受渡を拒否した場合などは、暴行事件や殺人事件にエス
カレートすることもあります。
(ニ)また、現在首都においては、組合関係者をはじめとする労働者やハ
イチ国立大学生を中心とするデモ活動が激しさを増しています。これ
らデモは、国立大学医学部のカリキュラム変更を言い渡された学生
が、授業のクオリティが下がるとして2009年3月頃から開始し、その
後も国立大学医学部生、その他学部生が参加し規模が拡大、投石等に
よる破壊行為が行われました。更に、最低賃金引上げを要求する労働
者が、突発的・散発的に学生とともにデモを行っており、最近では、
「デモにより逮捕された者の釈放」や「MINUSTAHの解散」等を要求し
ています。
(ホ)しかし、ポルトープランスの一部(国道1号線、トゥサン・ルヴェ
ルチュール大通り、ナゾン通り、カポワ通りの東側の地域及び大統領
府・外務省等の各省周辺付近)においては、PNH及びMINUSTAHによる
治安強化対策の活動が奏功し、治安の改善がみられます。ただし、今
後、情勢が変化する可能性もありますので、引き続き注意が必要で
す。
(2)首都ポルトープランス及びシテ・ソレイユを除く首都圏(デルマ、
ペチョンビル、タバール、カルフール、ケンスコフ)
:「渡航の是非を検討してください。」(引き下げ)
PNH及びMINUSTAHは、治安対策として首都圏の誘拐対策に力を入れ、
地域の巡回活動を重点的に行っています。かかる活動が奏功し、首都圏
のデルマ、ペチョンビル、タバール、カルフール、ケンスコフでは治安
の改善がみられます。このため、同地域に対して発出していた危険情報
をこれまでの「渡航の延期をお勧めします。」から「渡航の是非を検討
してください。」に引き下げます。ただし、今後、情勢が変化する可能
性もありますので、引き続き注意が必要です。
(3)西県(ポルトープランス、シテ・ソレイユを含む上記首都圏を除
く)、グランダンス県(ジェレミを除く)、ニップ県、南県、南東県、
アルティボニット県(ゴナイーブを除く)、中央県、北西県(ポール・
ドゥ・ペを除く)、北県(カップハイシアンを除く)、北東県
:「渡航の是非を検討してください」
PNH及びMINUSTAHによる武装集団掃討作戦と治安維持活動により、治
安状況が改善・安定化しています。ただし、今後、情勢が変化する可能
性もありますので、引き続き注意が必要です。
3.滞在に当たっての注意
上記のとおりハイチの治安情勢は一部では改善がみられるものの、依然と
して不安定であることから、国内全域における移動、また陸路による国境
の移動は極めて危険なため、特に観光等の不要不急の渡航は厳に差し控え
るようお勧めします。このような治安情勢にもかかわらず、やむを得ない
事情でハイチ首都圏及びカップハイシアン、ポール・ドゥ・ペー、ゴナ
イーヴ、ジェレミに渡航・滞在される方は、武装身辺警護員を付ける等、
十分な安全対策をとるようお勧めします。
(1)短期滞在者向け注意事項
(イ)上記情勢のとおり、「渡航の延期をお勧めします。」の危険情報が
発出されている地域への渡航は、目的のいかんを問わず、延期するよ
う強くお勧めします。やむを得ない理由により同地域に渡航・滞在す
る場合は、不測の事態に巻き込まれることのないよう最新の治安情報
の入手に努めるとともに、不要不急及び単独での外出は極力控え、自
らの安全確保に十分注意するよう心掛けてください。現地に3か月以
上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要となりますので、到着後遅
滞なく在ハイチ日本国大使館に「在留届」を提出してください。ま
た、住所その他の届け出事項に変更が生じたとき又はハイチを去る(
一時的な旅行を除く。)ときは、必ずその旨を届け出てください。な
お、在留届は、在留届電子届出システム
(ORRネット、 http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお
勧めします。また、郵送、FAXによっても行うことができますので、
在ハイチ日本国大使館まで送付してください。
(ロ)やむを得ない理由で長期、短期にかかわらずハイチに渡航・滞在す
る際には、入国次第、緊急連絡先を必ず在ハイチ日本国大使館に連絡
するようお願いします。
(ハ)ハイチにおいては、度重なる政情不安、極めて高い失業率、諸物価
の高騰等に起因する治安の悪化は上記のとおり深刻です。やむを得な
い理由でハイチに渡航・滞在する場合は、必ず、渡航前に、十分な警
備対策が講じられている宿泊施設や交通手段を確保すると共に武装身
辺警護員の雇用をお勧めします。同国到着後の宿泊施設等の確保は非
常に困難です。
(ニ)空港では外国人渡航者を狙った犯罪が多いので、現地に知人等がい
る方は空港送迎を依頼してください。また、タクシー(空港指定業者
を含む)の台数そのものが少ない上、法外な金額を要求してきたり、
交渉後に別途料金を請求してくる場合も見受けられ、また車両の安全
性にも問題がありますので、タクシーの利用はお勧めできません。
(ホ)強盗・誘拐・殺人・強姦等の凶悪事件が日常化しています。特に誘
拐事件は、ターゲットや手口が多様化しており、被害者は富裕層のハ
イチ人や外国人に限らず、あらゆる階層にまで拡大しています。また、
誘拐事件は時間帯・性別・年齢を問わず発生していることから、不要
不急の外出や単独での外出は控える、スラム街には絶対近寄らない、
日中であっても徒歩による移動は絶対に避ける、移動に際し武装身辺
警護員を付ける等、自らの安全確保に十分注意するよう心がけてくだ
さい。誘拐から自分自身と家族の安全を守る心構えとして、「目立た
ない」、「用心を怠らない」、「行動を予知されない」の三原則を念
頭に、日常における予防を忘れないでください。また、「移動時間や
経路を変更する」、「外出や帰宅時に、不審者や不審車両が見あたら
ないかチェックする」、「目的地から離れた場所に駐車しない」等の
注意が必要です。(詳細はホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html を参照してく
ださい。)
また、両替所や銀行への立ち寄り後に強盗事件が多発していますの
で、注意が必要です。
(ヘ)スラム街は、一般のハイチ人でさえ近づかないので、絶対に近寄ら
ないよう注意してください。
(ト)日中であっても、徒歩による移動は誘拐等の犯罪に巻き込まれる危
険が高いので、避けてください。
また、夜間は事件及び交通事故が多発していますので、車両であっ
ても外出は絶対に控えてください。特に、駐車地点まで徒歩による移
動中に誘拐されるケースが増えていますので、駐車場所には十分注意
してください。
(チ)外出中に不測の事態が起きた場合は、速やかにホテルに戻り、事態
が収まるまで待機し、在ハイチ日本国大使館と連絡を取り合うように
してください。ホテルに戻れない場合には、近くのMINUSTAH兵又は警
官に助けを求めるようにしてください。
(リ)ハイチにおいては各県を結ぶ船舶・乗合バスが存在しますが、整備
状況が劣悪なため、整備不良等に起因する交通事故、沈没事故も発生
しており、その際の死傷者は数十人に達することも珍しくありませ
ん。
(2)長期滞在者向けの注意事項
(イ)90日以内の一般観光旅行は査証取得の必要はありませんが、目的、
期間に応じて滞在許可の取得、更新が必要となりますので、自身の目
的に応じた手続きについてあらかじめ調査しておくことが必要です。
(ロ)不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の治安情報の入手
に努めるとともに、不要不急の外出や単独での外出は控え、自らの安
全確保に十分注意するよう心がけてください。
(ハ)住居を選ぶ際には、周囲の治安状況、建物の警備状況、電気や水の
供給設備をよく検討してください。ホテルに滞在する場合も、常時武
装警備員が配置されている等、警備レベルの高いホテルを選んでくだ
さい。
(ニ)ハイチにおいては、基礎インフラ(電気、浄排水、通信、道路)が
極めて脆弱で、1日の通電時間は約4時間程度しかなく、非通電時間帯
は水の供給も停止します。このため、発電機を備え付けた一部のホテ
ル・住居以外ではトイレの使用もできなくなります。また、雨期に頻
発する豪雨により河川が増水し、道路が遮断されるなど、予期せぬ事
態に遭遇することもあります。
(ホ)不測の事態に備え、食糧、飲料水を備蓄しておくとともに、パスポ
ート、貴重品、衣類等をいつでも持ち出せるように準備しておき、更
に退避手段についても常時確認しておいてください。
(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3496
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2903
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
○在ハイチ日本国大使館
住所:Hexagone 2F Angle Rues Clerveaux et Darguin,
Petion-Ville, HAITI(P.O.Box 2512)
電話: (509) 2256-5885、2256-3333
FAX : (509) 2256-9444
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