ジャマイカ Jamaica

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本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。

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ジャマイカに対する渡航情報(危険情報)の発出(2009/04/23)


 ●首都キングストン市
    :「十分注意してください。」(継続)

地図1 地図2 
☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)ジャマイカでは、首都キングストン市のダウンタウン地区及びスパニ
  ッシュ・タウンなどの首都圏を中心に、武器や麻薬の密輸に絡んだギャ
  ング同士の抗争による銃撃戦が発生するなど、治安は深刻な状況にあり
  ます。殺人事件を含む凶悪犯罪の約6〜7割はキングストン市及びその周
  辺地域(スパニッシュ・タウン、ポートモア等)に集中しています。こ
  れら事件の加害者及び被害者のほとんどがジャマイカ人ですが、外国人
  が負傷する事件も発生しています。

(2)観光地として知られるモンテゴベイやネグリルでは、殺人事件や銃撃
  戦が増加し、特に外国人観光客の殺人事件や邦人の強盗被害が発生して
  います。

(3)なお、2008年の統計では、ジャマイカ全国の殺人事件の被害者は
  1,611人で、史上2番目の多さを記録しました。人口当たりの発生件数は
  日本の約60倍に上り、世界でも有数の殺人事件発生率を保っています。

2.地域情勢
(1)キングストン市
  :「十分注意してください。」
   キングストン市はジャマイカの首都で、政治、経済の中心地ですが、
  武器や麻薬の密輸組織(いわゆるギャング)が複数存在し、以前からギ
  ャング同士の抗争事件やギャングと治安当局との銃撃戦が発生していま
  す。

   2008年、キングストン市とスパニッシュタウン等の首都圏において発
  生した殺人事件で約1,000人の犠牲者が出ました。首都圏における人口
  当たりの発生件数は、日本の約100倍に上るなど、キングストン市はジ
  ャマイカで最も治安が悪く危険な都市です。2008年11月、ナショナルス
  タジアムにおいて、ジャマイカ労働党(JLP)の党大会が開催された際、
  首相を含む要人が着席していた会場内でJLP支持者が何者かに銃撃され
  ました。この事件により、会場内外で2人が死亡し1人が重傷を負いまし
  た。
   日本人の被害については、2008年9月及び10月に、ハーフウェイツリ
  ー地区を歩いていた観光客が襲われ、現金やパスポートを奪われる事件
  が発生しています。2009年に入ってからは、在ジャマイカ日本国大使館
  が所在し、これまで比較的安全とされていたニューキングストン地区周
  辺で銃撃戦が多発し、2月には大使館窓ガラスが流れ弾に被弾する事件
  が発生しました。また、同じく2月、ハーフウェイツリー地区において
  記念撮影をしていた観光客3人が、ナイフで斬りつけられ、パスポート、
  現金、カメラ等を強奪されるとともに、頭部と腕に負傷する事件が発生
  しています。
   現在、特に治安に問題があるといわれている地域は、ダウンタウン地
  区を始め、キングストンの南西部に位置するマックスフィールド・アベ
  ニュー南部地域、オリンピックガーデン地域、キングストン東部に位置
  するオーガストタウン地域、マウンテンアベニュー地域及びロックフォ
  ート地域等です。レゲエの神様として有名なボブ・マーレイに関係の深
  いトレンチ・タウンも危険な地域となっていますので、十分な注意が必
  要です。ハーフウェイツリー地区、ニューキングストン地区は飲食店や
  土産物店等が立ち並ぶ繁華街で、これまで比較的安全とされてきた地域
  ですが、最近では銃撃戦や強盗事件が発生しており注意が必要です。
   マウンテンアベニューは、ノーマン・マンレイ国際空港とキングスト
  ン市内中心部を結ぶ主要道路ですが、これまでにも周辺一部地域での銃
  撃戦や地域住民が道路封鎖する事案が発生しています。ジャマイカ警察
  は、夜間や早朝については同大通りを通行することは避け、サウス・キ
  ャンプ・ロード通り及びキングストン湾に沿って走るマイケル・マンレ
  イ・ブールバードを利用する方が比較的安全と指摘しています(ただ
  し、一部ダウンタウン地区を通過します)。
   また、市内には、地元住民ですら劣悪な治安事情を理由に、立入るこ
  とをためらう地域(スラム街:ゲットー)が点在しています。ゲットー
  では発砲事件や放火事件などが発生しているため、昼夜を問わず立入り
  を避けてください。もし迷い込んでしまった場合には、速やかに脱出す
  るようにしてください。また、市内のどの地区においても平素から行動
  に十分注意を払うことが必要です。 
   つきましては、キングストンへ渡航される方及び滞在されている方
  は、上記情勢に十分留意して行動し、危険を避けるよう十分注意してく
  ださい。

(2)スパニッシュ・タウン
   首都キングストンの西方約20kmに位置するスパニッシュ・タウンは、
  スペイン統治時代の建物が残る古都ですが、市内にはゲットーと呼ばれ
  る危険地域が存在し、殺人などの凶悪事件も多発しています。2008年に
  は市バス会社の社長が会議中に暗殺される事件や、ナイトクラブでギャ
  ングがけん銃を乱射し、2人が死亡し8人が負傷する事件が発生していま
  す。
   なお、スパニッシュ・タウンには現在「危険情報」は出されていませ
  んが、滞在される方は、上記情報に留意し、これら事件に巻き込まれる
  ことのないよう、危険な場所へは昼夜を問わず絶対に立入らないよう注
  意してください。

(3)モンテゴ・ベイ
   モンテゴ・ベイ市は国際空港を有し、ジャマイカで最も多くの観光客
  が訪れるリゾート地ですが、同市周辺にもゲットーが点在し、殺人事件
  や銃撃戦が発生しています。2008年の同市の殺人事件の被害者は過去最
  高を記録するなど、治安は悪化しています。治安に問題がある地域は、
  フランカー地区、ノーウッド地区、ローズモント地区、グレンデボン地
  区、ソルトスプリング地区及びカンタベリー地区です。これらの地区に
  は昼夜を問わず立入りを避けてください。
   2006年には、日本人が宿泊するホテルの一室に強盗が押し入った事件
  や、片言の日本語を話すジャマイカ人による強盗など、日本人に対する
  凶悪事件が発生しています。また、2008年3月、市内をタクシーで観光
  していた邦人観光客が警察官の検問により身に覚えのないマリファナ容
  疑で逮捕され、保釈金の名目で約15万円を支払うよう強要され、現金が
  用意できるまでの1週間、乗車していたタクシーの運転手の家で監禁さ
  れる事件が発生しています。また、6月には、市内を歩いていたボラン
  ティア関係者がジャマイカ人に襲われ、現金や携帯電話を奪われる事件
  が発生しています。
   なお、モンテゴ・ベイ市には現在「危険情報」は出されていません
  が、人通りの少ない所を単独で行動している方や少人数の女性グループ
  などが狙われるケースが多く見受けられますので、単独・少人数での行
  動は極力控え、人通りの少ない場所は避けるようにしてください。

(4)ネグリル
   モンテゴベイと並ぶ観光地ネグリルにおいても、殺人事件等の凶悪事
  件が発生するなど、治安が悪化しています。過去には、ホテルに滞在し
  ている日本人観光客を狙った押し入り強盗事件も発生しています。
   ネグリル市には現在「危険情報」は出されていませんが、滞在される
  方は安全対策の整った宿泊施設を選ぶよう心掛けてください。

3.滞在に当たっての注意
  滞在中は、上記情勢及び下記事項に留意して行動し、危険を避けるよう
 にしてください。また、外務省、在ジャマイカ日本国大使館、現地機関等
 より最新情報を入手するよう努めてください。
(1)渡航者全般向け注意事項
   ジャマイカは、外国人や観光客を対象とした凶悪事件の発生は比較的
  少ないと言われていますが、キングストン市のダウンタウン地区やスパ
  ニッシュ・タウンなどを中心にギャング同士の抗争も発生しており、不
  用意に立入ると巻き込まれる危険性がありますので、前述した危険地域
  や群衆が多数集まる地域には近づかないよう十分注意してください。な
  お、最近、ジャマイカ治安当局は不法滞在者の取締りを強化しており、
  日本人が不法滞在(オーバーステイ)により逮捕される事案も発生して
  います。ジャマイカに滞在される方は御自身の滞在期間をよく確認し、
  滞在延長の必要がある方は延長手続をしてください。
   また、検問において、身分証明書とともに滞在期間を証明する文書の
  提示を求められることもありますので、無用なトラブルを避ける意味か
  らもパスポートのコピー(人定事項欄及びジャマイカ入国査証欄)を所
  持するようお勧めします。

(2)観光旅行者向け注意事項
 (イ)パスポートの携帯
    ジャマイカでは、パスポートの常時携帯義務はありませんが、前述
   のとおり御自身の身分等を証明するためパスポートのコピーを所持す
   るようにしてください。なお、パスポート自体は宿泊施設内の安全な
   場所に保管するようお勧めします。
 (ロ)薬物関連(マリファナは違法)
    最近、ジャマイカでは、日本人観光客がマリファナ(通称:ガンジ
   ャ)を持ち出そうとして逮捕されるケースが相次いでいます。路上や
   コンサート会場等いたるところで、ジャマイカでは合法であると偽っ
   て、マリファナを始め違法薬物の購入を持ちかける者がいます。しか
   し、ジャマイカの法律は、密輸・売買・所持・使用等の行為をすべて
   違法としている点では日本の法律と何ら変わりなく、薬物事犯は厳重
   に処罰されますのできっぱりと断ってください。また、楽器やバッグ
   等を他人に貸した際、知らないうちに麻薬を楽器等の中に入れられて
   いるケースも見受けられますので、自分のバッグ等への荷詰めは必ず
   自分自身で行うとともに、他人に楽器等を貸した場合は、出発前に必
   ず中を確認するようにしてください。
    さらに、日本人旅行者を薬物の「運び屋」に仕立てようとする日本
   人を含むグループが存在するといわれています。これらグループは、
   目をつけた対象者に観光案内や食事の提供などの親切な行為を繰り返
   し、帰国予定が近づくと「日本の友人に届けて欲しい。」、「家族の
   土産物にしてくれ。」などと言って、土産物を装った違法薬物入りの
   荷物(コーヒーや旗等)を渡そうとしますので、これらの人物とは関
   わりにならないよう注意するとともに、何らかの荷物を預けようとす
   る者に対しては、きっぱりと断ることが重要です。万一、不審な荷物
   を強引に渡された場合には、直ちに警察に届け出て、不審人物に無理
   矢理渡された物であり、断じて自分の物でないことを報告して処理を
   依頼してください。
 (ハ)恐喝・強盗事件等関連
    日本人観光客を対象に、片言の日本語を話すジャマイカ人(中には
   日本人を含むグループもあるとみられる)から観光案内をしてやると
   声をかけられ、観光案内後、あるいはその途中に現金などを恐喝・強
   奪される事件や一人旅の女性が同様のケースで暴行されるという事件
   が発生しています。現地での観光案内等が必要な場合は、信頼できる
   旅行代理店やガイドを選択するようにしてください。観光案内などの
   名目で声をかけられても安易に信用せず、少しでも不審に思った場合
   は、きっぱりと断り、一切かかわらないようにしてください。
 (ニ)誘拐関連
    身代金目的の誘拐事件の発生件数は少ないとはいえ、わいせつ目的
   の誘拐・拉致事件は、年間百数十件発生しています。最近では、2008
   年9月、11歳の少女が学校帰りに誘拐され、後日、遺体で発見された
   事件、11月には、夜間市内を歩いていた女性2人が拉致され強姦され
   た事件、12月には養護学校帰りの耳の不自由な女生徒が拉致され強姦
   された事件等が発生しています。滞在に当たっては、「目立たない」
   「用心を怠らない」「行動を予知されない」の3原則を守り、日頃よ
   り最新の誘拐事件情報を継続的に入手するよう努めてください。(詳
   細は http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html を参照し
   てください。)
 (ホ)その他
    ホテルでの偽のルームサービスや偽作業員、偽警察官による凶悪事
   件が発生しています。親切そうに声をかけられても、安易に人を信用
   せず、慎重に行動することが必要です。そのほかの防犯対策として
   は、貴重品は肌身離さず所持する、夜間の外出を控えるなどの対策を
   講じることが必要です。

(3)長期滞在者向けの注意事項
 (イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などで必要ですの
   で、到着後遅滞なく在ジャマイカ日本国大使館に「在留届」を提出し
   てください。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき又はジャ
   マイカを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出て
   ください。なお、在留届の提出は、在留届電子届出システム
   ( http://www.ezaityu.mofa.go.jp/ )による届出をお勧めします。
   また、郵送、FAXによっても行うことができますので、在ジャマイカ
   日本国大使館まで送付してください。
 (ロ)日頃からジャマイカの治安状況に注意し、新聞やテレビ、ラジオ等
   により情報収集に努めてください。さらに、混乱が起きた場合の基本
   行動についても常に御検討ください。過去の事例から、危険の兆候が
   高まると、給油所や食料品店等に長蛇の列ができ、給油や購入ができ
   ないことも予想されますので、普段から食料や飲料水の備蓄に心掛
   け、給油は頻繁に行うようお勧めします。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
 ○外務領事局邦人テロ対策室(テロに関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3496
 ○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○在ジャマイカ日本国大使館
  住所:2 Oxford, NCB Towers North 6F Kingston 5, Jamica
  電話:1-876-929-3338〜9
  FAX :1-876-968-1373
  ホームページ: http://www.jamaica.emb-japan.go.jp/


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