コロンビア共和国 Republic of Colombia

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本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。

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コロンビアに対する渡航情報(危険情報)の発出(2009/08/07)


 ●メタ県、アラウカ県、プトゥマジョ県、グアビアレ県、ナリーニョ県、
  バジェ・デル・カウカ県ブエナベントゥーラ市
    :「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
 ●アンティオキア県(メデジン市を除く)、ウイラ県、カウカ県、カケタ
  県、カサナレ県、チョコ県、ノルテ・デ・サンタンデール県、バジェ・
  デル・カウカ県(ブエナベントゥーラ市を除く)、ビチャダ県、ラ・グ
  アヒラ県、及びリサラルダ県(ペレイラ市を除く)
    :「渡航の是非を検討してください。」(引き下げ)
 ●アマソナス県(レティシア市を除く)、カルダス県(マニサレス市を除
  く)、キンディオ県(アルメニア市を除く)、グアイニア県、コルドバ
  県、セサール県、トリマ県、バウペス県、マグダレナ県
    :「渡航の是非を検討してください。」(継続)
 ●アトランティコ県、クンディナマルカ県、サンタンデール県、スクレ
  県、ボジャカ県、ボリーバル県及びリサラルダ県ペレイラ市
    :「十分注意してください。」(引き下げ)
 ●ボゴタ首都区、サンアンドレス諸島、アマソナス県レティシア市、アン
  ティオキア県メデジン市、カルダス県マニサレス市、キンディオ県アル
  メニア市
    :「十分注意してください。」(継続)

地図1 地図2 
☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
   2002年にウリベ大統領が就任して以降、コロンビア政府が、国軍及び
 警察の増強等、治安対策に重点的に取り組んだ結果、殺人や誘拐の件数は
 大きく減少するなど、コロンビアの治安は改善しています。
  テロに関しては、爆弾テロや誘拐を行ってきたFARC(コロンビア革命
 軍)やELN(国民解放軍)といった左派反政府非合法武装勢力は主要部隊
 を失い、劣勢となったため、国軍や警察に対する武力攻撃やテロ事件の件
 数は減少し、使用する爆弾も殺傷能力の低いものになっています。活動範
 囲は、政府の取締りが手薄なエクアドル国境及びベネズエラ国境に近い地
 域に集中し、犯行は夜間に行われることが特徴です。
  しかしながら、主要都市を離れると国軍・警察のプレゼンスが下がり、
 危険度が高まります。特に、左派反政府非合法武装勢力は恐喝と麻薬を資
 金源としており、農村部には麻薬栽培地があることから、コロンビア国内
 の陸路、特に夜間の移動は避ける必要があります。

2.地域情勢
(1)メタ県、アラウカ県、プトゥマジョ県、グアビアレ県、ナリーニョ
  県、バジェ・デル・カウカ県ブエナベントゥーラ市
  :「渡航の延期をお勧めします。」
   上記地域においては、FARC、ELNの左派反政府ゲリラや元パラミリタ
  リー(極右非合法武装集団)構成員が関与する犯罪集団による殺人、誘
  拐等の重大犯罪が多く確認されています。また、左派反政府ゲリラによ
  る石油パイプライン、送電設備などのインフラに対する破壊活動や治安
  部隊を狙った待ち伏せ攻撃が散発的に発生しており、武器(小銃、迫撃
  砲等)や爆発物(対人地雷、爆薬等)の多くが上記地域で押収されてい
  ます。

   これらの地域への渡航は、いかなる目的であれ延期するようお勧めし
  ます。やむを得ず渡航される場合は、郊外への夜間の移動及び山間部等
  の陸路での移動は避けてください。

(2)アンティオキア県(メデジン市を除く)、ウイラ県、カウカ県、カケ
  タ県、カサナレ県、チョコ県、ノルテ・デ・サンタンデール県、バジェ
  ・デル・カウカ県(ブエナベントゥーラ市を除く)、ビチャダ県、マグ
  ダレナ県、ラ・グアヒラ県、リサラルダ県(ペレイラ市を除く)、アマ
  ソナス県(レティシア市を除く)、カルダス県(マニサレス市を除
  く)、キンディオ県(アルメニア市を除く)、グアイニア県、コルドバ
  県、セサール県、トリマ県、バウペス県
  :「渡航の是非を検討してください。」
   上記地域は、近年治安状況が改善され、比較的安定しています。しか
  し、依然として殺人・誘拐等の凶悪犯罪が高い水準で発生しており、爆
  発物を使用したテロ活動も散見されます。特に郊外への夜間の移動及び
  山間部の陸路での移動は極力避けてください。
   これら地域への渡航を予定されている方は、渡航の是非を十分に検討
  し、渡航される場合には、治安に関する最新の情報を入手した上で、万
  全な安全対策を講じてください。

(3)アトランティコ県、クンディナマルカ県、サンタンデール県、スクレ
  県、ボジャカ県、ボリーバル県、リサラルダ県ペレイラ市、ボゴタ首都
  区、サンアンドレス諸島、アマソナス県レティシア市、アンティオキア
  県メデジン市、カルダス県マニサレス市、キンディオ県アルメニア市
  :「十分注意してください。」
   上記地域では、近年治安状況が著しく改善され、安定しています。し
  かし、依然として殺人・誘拐事件等の凶悪犯罪が発生しているほか、一
  部で爆発物を使用したテロ活動も確認されています。また、都市部では
  タクシー強盗(短時間の誘拐、殴打された後の金品強奪等)や窃盗等の
  一般犯罪も発生しています。特にボゴタ首都区を始め、主要都市の旧市
  街地や繁華街では、あらゆる階層の人が集まっており、睡眠薬を使用し
  た強盗被害及びスリ等の窃盗被害に遭う危険性がありますので、十分な
  注意が必要です。

3.非合法武装勢力
(1)FARC(コロンビア革命軍)
   コロンビア最大の左派武装勢力であるFARCは指導者層の志望や構成員
  の減少により弱体化していると言われていますが、依然として国内各地
  で山間部や農村地域で勢力を有しており、依然として送電塔、ガスパイ
  プライン、通信施設等の経済インフラに対する爆弾テロ、治安当局への
  襲撃や誘拐等凶悪な事件を起こしています。現在、テロ事件の8割は
  FARCによる犯行とみられています。

(2)ELN(国民解放軍)
   コロンビアの主要な左派武装勢力の一つであるELNは、以前に比べる
  と勢力は弱体化しているものの、いまだ爆弾テロや誘拐事件を起こして
  います。一時期、ELNは政府との間で和平に向けた非公式直接対話を実
  施しましたが、大きな進展はみられず、依然としてコロンビアでの脅威
  の一つとなっています。

(3)パラミリタリー(極右非合法武装集団)
   2004年、政府との間で武装放棄に関する交渉が開始され、2006年8月
  に投降に合意した構成員の武装放棄がほぼ完了しました。現在、これら
  元構成員の職業訓練等を通じた社会復帰計画が行われていますが、一部
  の元構成員が新たな犯罪組織を形成し、犯罪行為を行う問題が指摘され
  ています。

4.滞在に当たっての注意
  滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにして
 ください。詳細は《安全対策基礎データ》を参照してください。また、外
 務省、在コロンビア日本国大使館、現地関係機関等より最新の情報を入手
 するよう努めてください。
(1)誘拐について
   外国人を対象としたものを含め、2003年以降、誘拐発生件数は減少し
  ていますが、現在も営利目的を中心とした誘拐事件の発生が確認されて
  います(2008年は421件)。
   日本人も過去に幾度となく誘拐事件に巻き込まれ、2003年11月には2年
  9か月間拘束されていた日本人が遺体で発見される事件が発生しました。
   コロンビアにおける主な誘拐としては、
 (イ)不特定多数を対象とした偽装検問(偽警察官・偽兵士等)による集
   団誘拐
 (ロ)綿密な事前調査により身代金支払能力のある裕福な人物を選定した
   上での誘拐
 (ハ)政治的な意図を有した誘拐(政府関係者等要人の誘拐)
 (ニ)非合法組織が構成員を確保するための年少者の誘拐
   等があります。一般的に日本人は裕福と見られるため、ターゲットに
  されやすいので、誘拐を防ぐため、「目立たない」、「用心を怠らな
  い」、「行動を予知されない」の3原則を守り、具体的な安全対策を講
  じる必要があります(詳細はホームページ
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/pub/pamph/yukai.html を参照
  してください)。

(2)爆弾テロについて
   依然として爆弾テロ事件が各地で発生しています。主な爆弾テロ事件
  としては、
 (イ)警察、軍等の治安当局及びその他政府機関に対する爆弾テロ
 (ロ)石油パイプライン、送電塔等のエネルギー関連施設や橋梁、道路等
   のインフラ施設に対する爆弾テロ
 (ハ)公共バスや新交通システム「トランス・ミレニオ」(路線バス)を
   ターゲットとした爆弾テロ
 (ニ)企業及び資産家に対する脅迫を目的とした爆弾テロ
   等があります。最近では、大型店舗やレンタルビデオショップを対象
  とした爆弾テロも発生しており、一般市民が巻き込まれる例も確認され
  ています。
   爆弾テロの手段については、自動車に設置し遠隔操作等で爆発させる
  自動車爆弾、手紙・小包等郵便物に爆発物を仕掛ける郵便爆弾に加え、
  馬車・オートバイ・自転車等に爆弾を設置するといった手段もありま
  す。さらに、見物人や爆弾処理班を狙った二次爆発(電波を用いた遠隔
  操作)もありますので、爆弾テロが発生した場所には安易に近づかない
  ようにしてください。

(3)強窃盗被害について
   近年、強窃盗事件の発生件数は減少傾向にありますが、依然高い水準
  にあります。万一、強盗に遭遇した場合には、身体に重大な被害を被る
  こともありますので、次の事項に留意し、犯罪に巻き込まれないよう注
  意してください。手口としては、
 (イ)路上で銃器等凶器を使用して行われる路上強盗
 (ロ)薬物等を使用して意識が無くなった隙に金品を強奪する薬物強盗
 (ハ)タクシーに乗車の際、運転手に銃等凶器で脅迫され金品を奪われる
   強盗
   等があります。ボゴタ首都区内でタクシー運転手に声をかけられ近づ
  いた際に、車に押し込まれ、数時間連れ回された後に金品を強奪される
  という事案も発生しています。また、被害者のほとんどが単独で行動し
  ている際に狙われているため、外出する際は複数で行動することをお勧
  めします。
   万一、強盗の被害に遭った場合は、犯人の多くは凶器を用いています
  ので、無理に抵抗しないことが大切です。また、空港、飲食店、観光地
  におけるスリ、荷物の置き引き、密輸を目的とした荷物への麻薬等の違
  法薬物の混入等についても事例がありますので、所持品の管理にも注意
  が必要です。

(4)その他
   コロンビアに滞在(短期・長期とも)される方は、次の諸点に留意
  し、犯罪やトラブルに巻き込まれることの無いよう、注意してくださ
  い。
 (イ)ベネズエラ及びエクアドルとの国境地域は左翼ゲリラが活発に活動
   しており大変危険です。陸路による出入国及び長距離の移動は、ゲリ
   ラの違法検問や誘拐等の犯罪被害に遭う危険性があります。出入国及
   び長距離の移動には空路を利用するようお勧めします。
 (ロ)山間部及び農村部ではゲリラの活動が多く確認されている地域もあ
   ります。やむを得ず陸路で移動する場合、十分な安全対策を講じた上
   で夜間の移動は避けるようお勧めします。
 (ハ)外出の際は自身の安全確保に留意し、犯罪やトラブルに巻き込まれ
   ないよう注意してください。
 (二)緊急事態に備え、携帯電話等連絡手段を確保するとともに、行動予
   定を信頼の置ける知人などへ伝えておいてください。また、緊急事態
   が発生した場合には、在コロンビア日本国大使館まで御一報くださ
   い。

(5)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、
  到着後遅滞なく在コロンビア日本国大使館に「在留届」を提出してくだ
  さい。また、住所その他届出事項の変更及びコロンビアを出国する(一
  時的な旅行を除く)ときは、その旨の届出(変更及び帰国届)を行って
  ください。なお、在留届は、オンライン在留届電子届出システム(ORR
  ネット)( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めし
  ます。また、郵送、FAXによっても行うことができますので、在コロン
  ビア日本国大使館まで送付してください。

5.なお、隣国のパナマ、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ブラジルに
 は、各々「危険情報」が発出されていますので御留意ください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3679
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
 ○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○在コロンビア日本国大使館
  住所:Carrera 7 No. 71-21, Torre B, Piso 11 Edificio Avenida
      Chile, Bogota, Colombia
  電話: (57-1) 317-5001
  FAX : (57-1) 317-4989
  ホームページ: http://www.colombia.emb-japan.go.jp/


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