ジンバブエ共和国 Republic of Zimbabwe

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本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。

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ジンバブエに対する渡航情報(危険情報)の発出(2008/12/19)


 ●ヴィクトリア・フォールズ
    :「十分注意してください。」(引き下げ)
 ●上記以外の地域
    :「渡航の是非を検討してください。」(継続)

地図1 
☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
  ジンバブエでは、高い失業率、物価の高騰、食糧、ガソリン等基本的物
 資の慢性的な不足、さらには恒常的な停電・断水など経済・社会状況の一
 層の悪化を背景として、路上強盗、住居侵入強盗などの凶悪犯罪に加え
 て、窃盗、置き引き、スリ等の一般犯罪が日常的に発生しています。
  2008年9月15日に、与野党間で政府ポスト等を分配し、政権を分有する
 合意が成立し、政治的安定に向けての期待が高まると共に政治暴力も減少
 しました。しかしながら、組閣を巡る与野党間の交渉は行き詰まりをみせ
 ています。この結果、依然として国内での政治的緊張は持続しており、今
 後の進展具合によっては、与野党間の対立が激化し、政治的な混乱による
 治安悪化から、不測の事態に発展することも考えられますので、最新の現
 地情報入手に努める等十分な安全対策を心掛けてください。

2.地域情勢
(1)ヴィクトリア・フォールズ
  :「十分注意してください。」(引き下げ)
   2004年、同地観光業界の後援を得てツーリズム・ポリスが導入され、
  観光客が違法な露店の物売りや闇両替などの被害に遭わないよう警戒を
  強化しており、治安は、比較的安定しています。2008年3月の大統領選
  挙及び同年6月の大統領選挙決選投票で地方で顕著にみられた政治暴力
  の影響も当地ではみられず、2008年9月15日の与野党間合意の成立後も、
  政治的混乱の影響も少なく状況が安定しています。このような情勢を踏
  まえ、この地域を「渡航の是非検討してください。」から「十分注意し
  てください。」に引き下げます。
   なお、観光客を標的とするスリ、置き引きなどの窃盗被害は報告され
  ており、また、電力や断水の供給は、他の地域よりも比較的良好ではあ
  りますが、通信インフラ(電話、携帯電話など)が脆弱で散発的に不通
  となることから、ひとたび犯罪や事故が発生すると、警察などの関係機
  関への迅速な通報や救援が困難となり、また日本大使館から遠距離にあ
  るため、事件・事故が発生した際に迅速な対応が困難な場合もありま
  す。
   つきましては、ヴィクトリア・フォールズに滞在中は、置き引き、窃
  盗などの被害に遭わないよう周囲に目を配りつつ常に慎重に行動し、自
  己の安全確保に十分注意してください。なお、同地に渡航を予定されて
  いる方は、首都ハラレを含むジンバブエ全土に対して、下記の通り危険
  情報として「渡航の是非を検討してください。」が出ていますので、国
  外からの空路を利用することをお勧めします。

(2)上記以外の地域
  :「渡航の是非を検討してください。」(継続)
 (イ)ハラレ
    経済状態の悪化を背景とした窃盗、路上強盗、住居侵入強盗が日常
   的に発生しており、特に住居侵入強盗については、犯行時に銃を使用
   する等凶悪化した事案が増えています。
  (a)2008年11月、ハラレ市街地で、統一政府の早期樹立を要求した憲法
    擁護団体と学生によるデモが実施され、出動した多数の警官隊が催
    涙弾などを使用して鎮圧し、憲法擁護団体の構成員が逮捕されまし
    た。また、同月、職場環境の改善及び賃金の値上げを要求した公立
    病院の医療関係者による抗議運動が実施され、警察に鎮圧されるな
    ど、治安当局によるデモ、集会への厳しい取締まりが継続していま
    す。更に、12月には、ハラレ市街地で、銀行からの現金引き出しが
    できなかった軍兵士らによる商店への襲撃、略奪行為、外貨違法両
    替商への暴行等の暴動が発生し、警察機動隊が展開し鎮圧する事案
    が発生しました。
  (b)2008年8月にハラレ近郊のチトゥンギザ、10月にはハラレ西部のブ
    ディリロでコレラが集団発生し、ハラレ市及び近郊における累積患
    者数は6千人を超えています。これは、長期断水と下水道処理が不
    十分なことなどが原因と見られています。従来、乾季にコレラが集
    団発生することはまれで、12月以降に雨季に入ってからの流行の拡
    大が懸念されています。

    つきましては、上記を踏まえ、ハラレに渡航、滞在を予定されてい
   る方は、いまだ治安面及び衛生面などに不安が残ることから、渡航の
   是非を含め、自らの安全につき真剣に検討してください。
(ロ)ハラレ以外の地域
    地方では、干ばつ、天候不順、種子、肥料などの農業資材の不足な
   どから深刻な食糧危機が発生し、国連及び欧米諸国による人道的支援
   が行われています。また、農村部では飢えの広まりが危機的な状況で
   あり、人々は木の根、木の実で飢えを凌ぎ、餓死者が出たとの報道も
   あります。飢餓に起因する暴動が発生することも考えられますので、
   現地情報の入手に努める等十分な安全対策を心掛けてください。
  (a)スリ、置き引き等の窃盗が日常的に発生しており、特に旅行者が
    列車で移動中に荷物を置き引きされる事案が発生しています。外出
    時の手荷物に対する十分な注意が必要です。
  (b)過去数か月、ジンバブエ国内の北部であるマショナランド・イー
    スト(モザンビーク国境への幹線地区)、マショナランド・ウエス
    ト(ザンビア国境への幹線地区:カリバ湖周辺)、マショナランド
    ・セントラル及びマタベレランド・サウス(南アフリカ国境附近:
    ベイトブリッジ)で、コレラの集団発生が報告され、国内における
    累積患者の総数は16,000人を超えています。特に、ベイトブリッジ
    では、累積患者数が3,300人を超え、89人が死亡したと報道されて
    います。
     また、コレラ以外にも各地では、赤痢等が断続的に発生してお
    り、ハラレや高地を除く地域ではマラリアも流行していますので、
    十分な予防対策を心掛けてください。

    つきましては、上記を踏まえ、ジンバブエ国内の地方への渡航・滞
   在には、渡航の是非を含め、自らの安全につき真剣に検討してくださ
   い。

3.滞在に当たっての注意
  滞在中は下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてく
 ださい。また、外務省、在ジンバブエ日本国大使館、現地関係機関等より
 最新情報を入手するよう努めてください。
(1)渡航者全般向け注意事項
 (イ)経済・社会状況の一層の悪化を背景として、医師・看護師等の海外
   流出、外貨不足による医薬品、医療機器等の不足が深刻になってお
   り、医療機関(プライベートクリニックを含む)の質が低下していま
   す。重篤な病気や怪我の場合、南アフリカ等に緊急移送する必要が生
   じますので、必ず海外旅行保険に加入してください。また、医療機関
   への受診に当たっては、支払いに際してクレジットカード等を受け付
   けないところが多いため、十分な現金を用意するようにしてくださ
   い。
 (ロ)日本人が遭った被害状況としては、スリ、置き引き、窃盗、路上強
   盗、スマッシュ・アンド・グラブ(交差点等で停車している際、窓ガ
   ラスを割り車内に手を伸ばして荷物をひったくる手口)等が挙げられ
   ます。詳しい犯行手口については、外務省海外安全ホームページ・ジ
   ンバブエの「安全対策基礎データ」を御参照ください。
 (ハ)旅行等で短期滞在される方についても、日本大使館に対し、その所
   在等を速やかにお知らせください。なお、不測の事態への対処のた
   め、日本大使館より連絡する場合もありますので、常に所在を明確に
   し、御自身の滞在先を本邦の留守家族に連絡しておくことをお勧めし
   ます。また、不測の事態に遭遇した場合には、必ず日本大使館へ連絡
   してください。
 (ニ)夕刻及び夜間の外出は避けて、外出の際には必ず車で移動し、防犯
   や警備対策に心掛けてください。特に、単独での夜間外出は控えると
   ともに、目立たない行動を心掛ける必要があります。
 (ホ)車で移動する際には、ドアは必ずロックし、荷物は外部から目の届
   かないところに置いてください。
    また、停車する際には周囲に注意し、特にスマッシュ・アンド・グ
   ラブには注意してください。
 (へ)首都ハラレ市以外の地方都市に車両で移動する場合は、あらかじめ
   現地のガソリン供給状況を確認し、場合によっては予備のガソリンを
   十分に準備してください。
 (ト)人口密集地帯や貧困層の多い地区やフリーマーケットでは、一般犯
   罪が頻繁に発生していますので、なるべく近づかないようにしてくだ
   さい。
 (チ)公共の場所等では政治的発言を控えるとともに、政治集会やデモを
   始め、土地改革問題により依然混乱がみられる農場地帯、大統領官邸
   周辺等には極力近づかないようにしてください。

(2)観光旅行者向け注意事項
 (イ)夕刻及び夜間の徒歩での外出は避けてください。
 (ロ)最近、リュック等を携行している外国人(日本人を含む)旅行者が
   外出時に、リュックを奪われたり、荷物の中身をすられたりしていま
   すので、パスポートや現金その他貴重品等は分散して所持し、外出時
   のバッグやリュック等の携行は控えてください。
 (ハ)現地で観光ツアーを予約する場合は、宿泊しているホテル内のツア
   ー・デスクや大手旅行会社を通じて行うようお勧めします。
 (ニ)2007年3月、ハラレ市郊外にあるライオン・チーターパークで、観
   光客が飼育員と一緒にライオンの子供と触れ合っていたところ、突然
   襲われ、頭及び足に重傷を負いました。また、2005年8月にも、観光
   客が同パークで檻の中に入ってライオンの写真撮影をしていたとこ
   ろ、ライオンに襲われて死亡する事故が発生しています。同パークで
   は、これまでにライオンに襲われる事件が合計3件報告されています
   ので、御注意ください。
 (ホ)2007年7月、邦人旅行者が、ハラレのバスターミナルで写真撮影を
   していたところ、警察官に拘束される事件が発生しました。撮影禁止
   の表示のある区域はもとより、人が並んだり、人が多く集まるところ
   での撮影も禁止されていますので、御注意ください。

(3)長期滞在者向け注意事項
 (イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの
   で、到着後遅滞なく在ジンバブエ日本国大使館に「在留届」を提出し
   てください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はジ
   ンバブエを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出
   てください。なお、在留届は、オンライン在留届電子届出システム
   ( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めいたしま
   す。また、郵便、FAXによっても行うことができますので、在ジンバ
   ブエ日本国大使館まで送付してください。
 (ロ)犯罪に巻き込まれることを避けるためにも、外出時は車を利用し、
   警備強度の高いレストランなどを利用する、単独で行動しない、行き
   先を家族・知人などに告げ、携帯電話などの通信手段を常に確保する
   等工夫し、いつでも犯罪の被害者になり得るとの自覚を持って行動し
   てください。
 (ハ)住居侵入盗による邦人の被害が報告されていますので、住居等の防
   犯対策にも万全を期してください。
 (ニ)万一犯罪被害に遭った場合は、警察等に通報するとともに、直ちに
   大使館に連絡してください。関連情報の提供により他の方の被害(災
   害)を防ぐことができる場合も多々あります。
 (ホ)外出中に不測の事態が発生した場合は、事態が沈静化するまで近く
   の安全な場所で待機するとともに、必ず大使館に連絡するよう協力願
   います。
 (へ)燃料不足、停電等の不測の事態に備え、緊急用燃料・食料・飲料水
   等の備蓄をお勧めします。

(4)隣国のザンビア、南アフリカ、ナミビア及びモザンビークの危険情報
  にも御留意ください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
 ○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2901
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○在ジンバブエ日本国大使館
  住所:4th Floor Social Security Centre, Corner Sam Nujoma Street
      / Julius Nyerere Way, Harare, The Republic of Zimbabwe.
  電話:+263-4-250025〜7(代表)
      +263-11-202086(24時間緊急電話)
  FAX :+263-4-250111
  E-Mail: zryoji@utande.co.zw (日本語可)


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