送信日時:2008/01/22
情報種別:渡航情報(危険情報)
本情報は2010/02/10現在失効しています。最新情報をご覧下さい。

イスラエル及び西岸・ガザ地区に対する渡航情報(危険情報)の発出
本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
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 ●西岸(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都市とエルサレム
  を結ぶ幹線道路並びに西岸内の国道90号線沿線を除く)、西岸との境界
  周辺、ガザ地区、ガザ地区との境界周辺及びレバノンとの国境付近
    :「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
 ●西岸の一部(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都市とエル
  サレムを結ぶ幹線道路並びに西岸内の国道90号線沿線)
    :「渡航の是非を検討してください。」(継続)
 ●上記以外の地域(テルアビブ、エルサレムを含む)
    :「十分注意してください。」(継続)
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別添資料
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(留意事項)
☆実際の渡航・滞在に当たっては、以下の内容をよくお読みください。特
 に、イスラエル及び西岸・ガザ地区の治安状況は、イスラエルとパレスチ
 ナとの衝突やパレスチナ内の紛争等によって急変する可能性がありますの
 で、渡航を計画している場合には、スポット情報を含め常に最新の情報を
 踏まえて検討するようお勧めします。

1.概況
(1)パレスチナ自治区(西岸・ガザ地区)については、特に、ハマスによ
  るガザ地区制圧を受け、非常事態宣言が出されています。2007年6月14日
  にファタハ・ハマス間の挙国一致内閣が解散され、同17日に新内閣が発
  足しましたが、今後の情勢の推移に注意する必要があります。

(2)ガザ地区については、イスラエル領内に向けたカッサム・ロケットの
  発射が頻発するとともに、イスラエル軍による軍事行動も継続してお
  り、治安状況は非常に不安定です。

(3)西岸の一部地域においては、引き続き、イスラエル軍等とパレスチナ
  武装勢力の衝突が発生しています。他方、西岸のジェリコ、ベツレヘ
  ム、ラマッラ、ガリラヤ湖と死海を結ぶ国道90号線沿線等の状況は、現
  時点では相対的に安定しています。しかし、イスラエルとパレスチナの
  衝突等によっては緊張が高まる可能性があります。

(4)2007年6月17日、イスラエル北部キリヤット・シモナに対するロケッ
  ト攻撃が2006年8月のヒズボラとの戦闘停止以降初めて発生しました。
  レバノンとの国境付近では不測の事態が発生する可能性は排除できませ
  ん。

(5)イスラエル領内及びエルサレムにおける治安状況は改善されつつあり
  ますが、今後も自爆テロ等が発生し、日本人を含む外国人が巻き込まれ
  る可能性は排除されません。

2.地域情勢
(1)西岸(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都市とエルサレ
  ムを結ぶ幹線道路並びに西岸内の国道90号線沿線を除く)、西岸との境
  界周辺、ガザ地区、ガザ地区との境界周辺及びレバノンとの国境付近
  :「渡航の延期をお勧めします。」
 (イ)ガザ地区及びその境界周辺の状況
  (a)2007年5月13日以降、パレスチナ武装勢力間の衝突が激化し、同年
    6月14日までにハマスの部隊がガザ地区内の大統領府等を占拠、ガ
    ザ地区全域の掌握を宣言しました。これら衝突により100人以上の
    死者が発生するなど、治安状況は非常に不安定になっています。要
    人等をねらった暗殺事件や公共の建物等への襲撃を含む騒擾事件に
    巻き込まれるおそれがあります。
  (b)パレスチナ武装勢力によるカッサム・ロケット攻撃を受け、イス
    ラエル軍はガザ地区への空爆や陸上での軍事攻撃を行っています。
    イスラエル軍は、ガザ各地のテロリストの活動拠点、武器集積所、
    武器密輸ルート等を対象にした攻撃を強化しており、民間人の死傷
    者も発生するなど、状況は不安定です。
  (c)さらに、ガザ地区では、外国人を標的とした誘拐事件も断続的に
    発生しています。最近では、2006年10月23日にスペイン人カメラマ
    ンが、2007年1月1日にはペルー人カメラマンが、同年3月12日にも
    BBCの英国人ジャーナリストが誘拐される事件が発生し、今後も同
    様の事件が発生する可能性があります。
  (d)ガザ地区との境界周辺では、イスラエル軍がイスラエル側に越境
    しようとするパレスチナ人に発砲するなど、高い緊張状態にあり、
    不用意に近づけば被弾する危険があります。また、上述のとおり、
    同地区から隣接するイスラエル側の市町村(スデロット市やアシュ
    ケロン市等)に向けてカッサム・ロケットが引き続き発射されてお
    り、境界周辺の地域についても注意が必要です。
  (e)ガザ地区においては、移動の制約等のため、在イスラエル日本国
    大使館の邦人保護業務も極めて困難な状況にあります。

    つきましては、ガザ地区及びガザ地区との境界周辺に渡航・滞在を
   予定されている方は、どのような目的であれ渡航を延期されるようお
   勧めします。また、現在これらの地域に滞在されている方は、現地の
   治安状況が許す限り、安全な場所へ移動するようお勧めします。
 (ロ)西岸及びその境界周辺の状況
  (a)ジェニン、トゥルカレム、ナブルス、カルキリヤ、ヘブロン等の
    地域においては、イスラエル軍等とパレスチナ武装勢力との衝突事
    件が頻発しており、一部では死傷者も出ています。2007年11月27
    日、アナポリス中東和平会議に抗議するデモがラマッラ、ナブル
    ス、ベツレヘム、ジェニン、ヘブロンで発生し、警察部隊との衝突
    の結果、死傷者が出ました。
  (b)イスラエルは西岸に分離壁(フェンス)を建設していますが、こ
    れに抗議するイスラエル人、パレスチナ人及び外国人と治安部隊が
    衝突する事件や、フェンスに近づいたパレスチナ人がイスラエル軍
    によって銃撃される事件も散発しています。これらの地域に不用意
    に近づけば不審者とみなされ、イスラエル軍に銃撃されるなど不測
    の事態に巻き込まれる可能性があります。
  (c)ヒッチハイク中の非パレスチナ人が巻き込まれる誘拐事件も発生
    していますので、西岸内の移動の際にヒッチハイクを利用すること
    は、いかなる事情があってもお勧めできません。
  (d)また、西岸の一部(特にナブルス、カルキリヤ、ジェニン)にお
    いては、移動の制約等により、在イスラエル日本国大使館の邦人保
    護業務も極めて困難な状況にあります。

    つきましては、西岸(特にジェニン、トゥルカレム、ナブルス、カ
   ルキリヤ、ヘブロンなど緊張の高い地域)に渡航・滞在を予定されて
   いる方は、どのような目的であれ渡航を延期されるようお勧めしま
   す。また、現在これらの地域に滞在されている方は、現地の治安状況
   が許す限り、安全な場所へ移動するようお勧めします。
 (ハ)イスラエルとレバノンとの国境付近の状況
  (a)2006年7月12日に開始されたイスラエルとシーア派武装組織ヒズボ
    ラとの戦闘は、同年8月11日(ニューヨーク時間)、国連安全保障
    理事会決議1701の採択を受け、同14日以降停止されており、イスラ
    エル軍のレバノン南部からの撤退も進むなど、平静を保っていま
    す。
  (b)しかしながら、同年8月21日には、レバノン南部でヒズボラとイス
    ラエル軍との銃撃戦が発生し、ヒズボラ側3人が射殺される事件が
    発生したほか、ヒズボラの発射したロケット弾の一部が不発弾とし
    て残っている可能性もあることから、当該地域においては依然とし
    て不測の事態が発生する可能性は排除できません。
  (c)さらに、2007年6月17日、イスラエル北部キリヤット・シモナにレ
    バノン側から2発のカチューシャロケットが発射されました。

    つきましては、イスラエルとレバノンとの国境付近に渡航・滞在を
   予定されている方は、どのような目的であれ渡航を延期されるようお
   勧めします。

(2)西岸の一部(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都市とエ
  ルサレムを結ぶ幹線道路並びに西岸内の国道90号線沿線)
  :「渡航の是非を検討してください。」
   西岸にあっても、ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都市
  とエルサレムを結ぶ幹線道路やガリラヤ湖と死海を結ぶ国道90号線沿線
  等においては、大きな衝突事件等の発生は少なくなっており、状況は相
  対的に安定しています。しかしながら、西岸全体は三重県ほどの面積
  で、どこかで緊張が高まると全土に広がる可能性があり、これらの都市
  や国道90号沿線が常に安定を維持しているわけではありません。また、
  情勢により検問所が通過できなくなる可能性があることを念頭において
  行動してください。

   つきましては、西岸のジェリコ、ベツレヘム、ラマッラ及びこれら3都
  市とエルサレムを結ぶ幹線道路やガリラヤ湖と死海を結ぶ国道90号線沿
  線等に渡航・滞在を予定されている方は、渡航の是非を含め自らの安全
  につき真剣に検討してください。また、渡航される際には、利用する旅
  行会社、旅行ガイド等の受入機関が現地でどのような安全対策を講じて
  いるのか事前に確認し、常に治安状況に関する最新情報を入手したり、
  不測の事態が発生した場合の対応を検討しておく等、有効な安全対策を
  講じるようお勧めします。さらに、ジェリコやベツレヘムにおいては、
  外国人観光客が増加傾向にありますが、これらの都市を訪問する際は、
  夜間の外出や単独行動は避け、できるだけ日中に行動するとともに、宿
  泊を避けるよう心掛けてください。

(3)上記以外の地域(テルアビブ、エルサレムを含む)
  :「十分注意してください。」
 (イ)イスラエル領内における自爆テロ発生件数は、イスラエル治安当局
   の対応によって、2002年以降減少傾向にあり、治安状況は改善されつ
   つあります。しかしながら、2006年1月19日にテルアビブ南部の旧バ
   ス・ステーション近くのファストフード店で自爆テロ事件が発生し、
   30人が負傷しました。また、同年4月17日には同じファストフード店
   で再び自爆テロ事件が発生し、9人が死亡、70人以上が負傷しました。
   さらに、2007年1月29日には、イスラエル南部のリゾート地エイラッ
   トにおいて自爆テロ事件が発生し、3人が死亡しました。
 (ロ)2001年から2002年にかけて市内のバス・ステーション、市場、レス
   トラン等での自爆テロが発生していたエルサレムにおいても、最近は
   治安情勢が改善されつつあります。しかしながら、エルサレムはこれ
   までもテロの主要な標的とされてきており、実際、未然にイスラエル
   治安当局がテロを阻止する事例が断続的に発生しています。また、
   2006年8月10日には、外国人がアラブ人に刺殺される事件が発生し、
   当局はこれをテロ事件とみています。一般に、エルサレムは複雑な政
   治情勢下にあるほか、イスラエルとパレスチナの物理的な接点にも当
   たるので、一般犯罪への対処をも含め、十分な注意が必要です。
 (ハ)イスラエルで発生するテロ事件は、一般的に外国人を直接の標的に
   したものではないと言われていますが、レストラン、ショッピングセ
   ンター、路線バス内、バス停等人が大勢集まる場所をねらって発生し
   ていることから、今後も日本人を含む外国人が巻き込まれる可能性が
   ありますので、下記3.(1)(イ)及び(ロ)のような注意が必要
   です。

   つきましては、これらの地域に渡航・滞在を予定されている方は、常
  に治安に関する最新情報を入手するなど、安全対策に十分注意を払うよ
  うにしてください。

3.滞在に当たっての全般的注意
  滞在中は、下記事項に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてく
 ださい。また、外務省、在イスラエル日本国大使館、現地関係機関、報道
 等より最新情報を入手するよう努めてください。さらに、別途、<安全対
 策基礎データ>でも参考情報を掲載していますので御参照ください。
(1)イスラエル領内における注意事項
 (イ)国内の移動に際しては、タクシーやチャーターバス等テロの対象と
   はなりにくい交通手段を利用するようにしてください。路線バスに関
   しては、誰でも比較的容易に乗車できることから、テロ活動の主要な
   標的の一つになっています。
 (ロ)レストラン、カフェ、ショッピングセンター、スーパーマーケッ
   ト、青空市場、バスターミナル、歩行者専用道路(エルサレムのベン
   ・イェフダ通り等)、ディスコ、遊興施設等の多数の人が集まる場所
   はテロ活動の標的になり得ることに常に留意し、訪れる場合でも不審
   者や不審物、人だかりには近づかず、滞在時間を短縮するなどの安全
   対策をとってください。
    また、商店、飲食店、イベント会場等の出入口では、通常、警備員
   による手荷物検査が実施されています。これらの場所へ出入りする際
   には同検査が実施されているか確認し、検査が実施されていない場合
   や路上等に張り出して営業している場所への出入りは避けてくださ
   い。
 (ハ)イスラエル当局はテロ防止対策を極めて重視して厳重に対応してお
   り、空港、ホテル、レストラン、ショッピングセンター等における検
   査のほか、道路における検問も行っています。こうした検査・検問に
   は協力的に対応するとともに、誤解を与えるような行動をとらないよ
   う注意してください。
 (ニ)多数のイスラエル軍兵士が集まっている場所、分離壁(フェンス)
   を含む軍事施設等は衝突が発生する可能性が高いため、近づかないよ
   うにしてください。軍事施設や兵士等を撮影する場合には、必ず事前
   に関連部署から許可を得る必要があります。無許可でカメラ等を向け
   ると、不審者として逮捕されたり、フィルムを没収されることがあり
   ますので、誤解を与えるような行動は慎んでください。
 (ホ)デモ・集会等は衝突や騒擾に発展する可能性があるため、遭遇した
   際は直ちに離れてください。また、大規模なデモやテロ事件が過去に
   多発した場所等では、不審物処理に伴う道路封鎖や車両検問が頻繁に
   行われていますので十分注意してください。
 (ヘ)不審物を発見した場合、爆弾等の危険物の可能性もありますので、
   触ったり蹴ったりせず、警察に通報してください。
 (ト)ゴラン高原イスラエル側占領地域(日本政府はこの地域をイスラエ
   ル領として認めていません。)に入域することはできますが、国連兵
   力引き離し監視隊(UNDOF)の兵力引き離し地域(AOS)等には入域で
   きませんので、十分注意してください。

(2)西岸における注意事項
   西岸の比較的安定している地域に渡航・滞在される場合でも、時と場
  合によっては緊張が高まる可能性を念頭に置きつつ、常に現地の情勢に
  関する情報収集を十分に行うようにしてください。
   西岸への入出域を管理する検問所では、パスポートの提示を求めら
  れ、情勢により閉鎖されたり、通過を許可されない場合がありますの
  で、注意が必要です。また、多数のイスラエル軍兵士が集まっている場
  所、分離壁(フェンス)を含む軍事施設、パレスチナ自治政府施設、難
  民キャンプ、工場及びデモ等には近づいたり写真を撮ったりしないよう
  にしてください。

(3)ガザ地区における注意事項
   真にやむを得ない事情等によりガザ地区に渡航・滞在される場合に
  は、常に現地の情勢に関する情報収集を十分に行い、高度の警戒を心掛
  けてください。また、パレスチナ武装勢力による外国人の誘拐が断続的
  に発生していることから、地元のパレスチナ人によるエスコートや十分
  な警備対策を講じることが肝要です。さらに、パレスチナ暫定自治政府
  施設、難民キャンプ、工場及びデモ等には近づかないようにしてくださ
  い。

(4)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、
  到着後遅滞なく、在イスラエル日本国大使館に「在留届」を提出してく
  ださい(3か月以内であっても比較的長く滞在される方については在留届
  の提出をお勧めします。)。また、届出事項に変更が生じたとき又はイ
  スラエルから去る(一時的な旅行を除く。)ときは、その旨を届け出て
  ください。
   なお、在留届の届出は、郵送、ファックスのほか、インターネット
  ( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができま
  す。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
 ○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
 ○在イスラエル日本国大使館
  住所:Museum Tower 19th & 20th Floor, 4, Berkowits St.,
      Tel-Aviv 64238, ISRAEL
  電話: (972-3) 695-7292
  FAX : (972-3) 691-0516
 ○在ラマッラ出張駐在官事務所(在ラマッラ日本政府代表事務所)
  住所:Al-Wataniah Towers 5th Floor, 34 Al-Bireh Municipality
      St., Ramallah
  電話: (972-2) 241-3120、241-3121
  FAX : (972-2) 241-3123


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