| キルギスに対する渡航情報(危険情報)の発出 | ||||||
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☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。 1.概況 (1)キルギスにおいては、2005年3月の「チューリップ革命」でバキーエフ 政権が成立しました。バキーエフ政権は汚職・腐敗等の撲滅を目指し、 新たな統治制度の創設(憲法改革等)を実施しようとしていますが、種 々の困難が伴っており、今でも時折、反政府抗議集会等や要人殺害等の 事件が首都ビシュケクを中心に起こっています。経済面では近年は顕著 な成長がみられ、絶対貧困率は低下していますが、高失業率、慢性的貧 困、所得格差拡大によって、国民の不満は慢性化し、政治的不安定性の 背景となっています。 (2)キルギスでは南部を中心にイスラム過激派が活動しているほか、ウズ ベキスタン及びタジキスタンと領土係争中の場所には地雷が敷設されて いるおそれがあります。 (3)首都ビシュケク市においては、上記の政治的不安定性により騒擾等が 起こる可能性があります。 (4)タラス州、ナリン州、イシククリ州、チュイ州については、最近は大 きな事件は報告されておらず、情勢は安定しておりますので「十分注意 してください」の危険情報を解除します。 (5)なお、念のため、キルギスの政治・治安情勢につき、常に最新の情報 を入手するように努めてください。 2.地域情勢 (1)バトケン州全体(ウズベキスタン及びタジキスタンの飛び地含む)並 びにオシュ州及びジャララバード州のウズベキスタン及びタジキスタン 国境付近 :「渡航の延期をお勧めします。」 キルギス南部は、イスラム過激派の活動が活発なフェルガナ盆地に隣 接していることから、イスラム過激派武装勢力の移動経路に当たってお り、これまでも種々の事件が起きてきたところです。2006年春にもイス ラム過激派武装テロリスト勢力がタジク領からキルギスのバトケン州を 経てオシュ州北部に至り、キルギス当局との間で銃撃戦がありました。 特に、バトケン州は、ウズベキスタン及びタジキスタン領と複雑に入 り組んでいること、両国の飛び地が存在すること、また、山岳地帯であ り国境警備も困難なことから、イスラム過激派武装テロリスト勢力の越 境ルートとして頻繁に利用されている模様です。この地域では1999年夏 に邦人誘拐事件が発生しました。 バトケン州内のタジキスタン及びウズベキスタン領の飛び地には、少 数ながらテロリストやそのシンパ等の残存を示唆する情報もあります。 また、バトケン州の北部にはキルギス、タジキスタン、ウズベキスタン の国境が交差する地域がありますが、この付近は国境が不明確となって いる部分であり、地雷がまだ撤去されずに残存しているおそれがありま す(これを誤って踏んだ地域住民が死亡するという事件も発生していま す)。 最近、キルギスとウズベキスタンの国境付近ではウズベキスタン側国 境警備隊員によるウズベク人銃撃事件が頻発しているところ、両国の国 境付近には近寄らないのが賢明です。また、キルギスとタジキスタンの 国境付近では、麻薬の取引が活発に行われている模様です。 つきましては、同地域への渡航は、目的の如何を問わず、事態が改善 されるまでの間、延期するようお勧めします。 (2)オシュ州(国境付近及びオシュ市を除く) :「渡航の是非を検討してください。」 オシュ州については、2005年5月のウズベキスタン領フェルガナ盆地ア ンディジャン市における騒擾事件に際し、ウズベク人がキルギスの同地 域に避難するなど、フェルガナ盆地のウズベキスタン領内における政情 不安がキルギス側に波及した例がありました。 また、オシュ州南部の幹線道路は、麻薬運搬人がタジキスタンより麻 薬を運搬するルートになっており、麻薬運搬人の摘発が頻繁に行われて おりますので、麻薬関連の犯罪・事件に対する注意が必要です。 最近の情勢は比較的落ち着いていますが、上記の状況にかんがみ、依 然としてテロを含む不測の事態に対する警戒が必要です。 つきましては、同地域に渡航・滞在を予定されている方は、渡航の是 非を含め自らの安全につき真剣に検討され、渡航する場合には安全確保 のため十分準備されるようお勧めします。 (3)オシュ州オシュ市及びジャララバード州(国境付近を除く) :「十分注意してください。」 オシュ州オシュ市及びジャララバード州(国境付近を除く)は、経済 不振と高失業率のため不安定な状況に陥りやすい地域です。さらに、同 地域では伝統的にイスラム教の影響が強いこともあり、イスラム過激派 の存在乃至そのシンパ等が存在する可能性も排除できません。上記の状 況にかんがみ、これらの地域では依然としてテロや爆発事件を含む不測 の事態に対する警戒が必要です。実際、今年5月には、オシュ市内のビル において爆発事件がありました(軽微な爆発でけが人はいませんでし た)。ただし、このような単発的な事件はあるものの、現時点での情勢 は比較的落ち着いていますので、危険情報を緩和いたしますが、同地域 に赴かれる場合には十分注意してください。 (4)ビシュケク市 :「十分注意してください」 首都ビシュケク市の情勢は比較的に落ち着いているものの、折に触れ て大規模反政府抗議集会が開催されています(2006年3、4、5、11月及び 2007年4月)。大規模な集会やデモには近づかないよう注意してくださ い。 (5)イシククリ州、チュイ州、タラス州、ナリン州 :危険情報解除。 イシククリ州、チュイ州、タラス州、ナリン州、においては、大きな 事件は報告されておらず、情勢は安定しています。このため、これまで の「十分注意してください。」の危険情報を解除します。ただし、スリ 及びひったくり等の犯罪には注意してください。 3.滞在に当たっての注意 (1)滞在中は周囲の情勢及び政治情勢に十分注意して行動し、危険を避け るようにしてください。また、外務省、在キルギス日本国大使館、現地 関係機関等よりキルギスの最新の情報を入手するよう努めてください。 一般犯罪傾向については、「安全対策基礎データ」を御覧ください。ま た、市場等不特定多数の人が集まる場所では十分警戒し、治安関係施設 等テロの標的となり得るような場所には近づかないなど、安全確保に十 分注意を払ってください。 (2)観光者向けの注意事項 (イ)日本語及び英語はほとんど通じず、ロシア語及びキルギス語が一般 的です。言葉が通じないことに起因するトラブルが頻発していますの で、現地語が判る方と行動を共にすることをお勧めします。 (ロ)夜間の外出は避けるとともに、昼間であっても複数で行動し、身の 周りの安全に十分注意してください。 (ハ)ビシュケク市やオシュ市並びに国境付近の街々では、偽警察官が外 国人を脅迫して金銭を騙しとろうとするケースがあります。特に、キ ルギスにおいて第三国の査証取得手続きを行う関係で一時的にパスポ ートを携帯していない場合、彼らに口実を与える可能性が高いので、 外出には十分注意が必要です。仮にパスポートのコピーを所持してい ても、パスポート自体がないことを口実に金銭を脅迫するケースがあ ります。 (ニ)外国人を狙った路上での詐欺が頻発しておりますので、安易に見知 らぬ人の話に乗らないよう御注意ください。 (ホ)不特定多数の人が集まる場所(市場等)においては、トラブルに巻 き込まれることがあるため、極力立ち寄らないでください。 (ヘ)ホテルに宿泊する場合は、安全なホテルを選んでください。なお、 最近、外国人登録に係るトラブルが発生しております。外国人登録を 滞在のホテル等を通じて確実に行ってください。 (ト)中国との国境が年に数回、中国の祝日の前後に閉鎖されます。ま た、かつてカザフスタンの大統領選挙が行われた際にカザフスタンと の国境が閉鎖されましたので、周辺国を含めた情報収集に努めてくだ さい。 (チ)アフガニスタン、中央アジア、南アジア等の近隣諸国には別途危険 情報が発出されていますので、御参照ください。 (3)長期滞在者向けの注意事項 (イ)キルギスに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要です ので、到着後遅滞なく在キルギス日本国大使館に在留届を提出してく ださい。また、住所その他届出事項に変更が生じたとき又はキルギス を去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出てくださ い。なお、在留届の届出は、郵送、FAXのほか、インターネット ( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができま す。 (ロ)住居は二重ドアが設置されている等、警備の観点を考慮して選定 し、常に身の周りの安全に十分注意してください。 (ハ)キルギスに在住の外国人は、キルギスでのエイズ検査が必要とされ ておりますが、運用が非常に曖昧です。もし、外国人がキルギスで当 該検査を故意に拒否する場合には「キルギスにおけるエイズ法」 (2005年8月13日付法第149号)の第10条に基づき国外退去になる場合 がありますので、御注意ください。 (ニ)キルギスの地域ごとに外国人労働者の人数を制限しようとする動き もありますので、御注意ください。 (問い合わせ先) ○外務省領事局海外邦人安全課(テロに関する問い合わせを除く) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロに関する問い合わせ) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047 ○外務省海外安全相談センター 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/ 〇在キルギス日本国大使館 住所:Frunze street 503, Bishkek, 720033, Kyrgyz Republic 電話: (996-312) 61-18-75 FAX : (996-312) 61-18-82 | ||||||
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